方位・時刻・月の形の丸暗記による誤答を直そう
月の方位と時刻は表で覚えられますが、図が回転したり時刻がずれたりすると丸暗記だけでは崩れます。今回は「配置・地球の自転・月の公転・観測条件」へ戻して誤答を直します。
まず知る:四つの基準で誤答を直す目標
月は形にかかわらず一日の中では東から西へ動きます。一方、日ごとに同じ時刻で比べると、月は公転により東側へずれて見え、月の出は平均約50分遅くなります。この二つの時間尺度を混ぜないことが重要です。
| 誤答 | 混同したもの | 修正 |
|---|---|---|
| 満月は一日中見える | 昼夜と配置 | およそ日没から日の出まで |
| 翌日も同時刻に昇る | 日周と公転 | 平均約50分遅れる |
| 配置図の上は空の真上 | 視点 | 宇宙を上から見た図と地上の空は別 |
理解する:具体例で二つの向きを確かめる
今夜20時から22時まで観測すれば、地球の自転により月は西へ進みます。明日の20時に同じ場所から見ると、月は公転により今日の20時より少し東側にあります。「西へ動く」と「東へずれる」は時間の比べ方が違うため両立します。
使う:間違いの原因を確かめる
誤答「上弦は夕方に南中するので、夕方だけ見える」は、南中と可視時間を同じにしています。上弦は昼ごろ昇り、夕方南中し、真夜中ごろ沈むため、午後から夜前半に見えます。
理解チェック1:一晩の中で月はどちらへ動く?
おおむね東から西へ動きます。理解チェック2:同時刻で翌日と比べると月はどちらへずれる?
公転により東側へずれます。転用する:まとめを観測表へつなぐ
二つの時間尺度と配置図の視点を区別できました。次は観測表の時刻・方位・形を組み合わせ、月相と翌日の時刻を推定します。
理解チェック3:南中時刻だけで見える全時間帯を表せる?
表せません。月の出と月の入りも確認します。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。