LESSON 01

月が見える方位と時刻

方位・時刻・月の形の丸暗記による誤答を直そう

一晩の日周運動と日ごとの公転ずれ、南中と可視時間、配置図と空の混同を修正する。

方位・時刻・月の形の丸暗記による誤答を直そう

月の方位と時刻は表で覚えられますが、図が回転したり時刻がずれたりすると丸暗記だけでは崩れます。今回は「配置・地球の自転・月の公転・観測条件」へ戻して誤答を直します。

まず知る:四つの基準で誤答を直す目標

月は形にかかわらず一日の中では東から西へ動きます。一方、日ごとに同じ時刻で比べると、月は公転により東側へずれて見え、月の出は平均約50分遅くなります。この二つの時間尺度を混ぜないことが重要です。

誤答 混同したもの 修正
満月は一日中見える 昼夜と配置 およそ日没から日の出まで
翌日も同時刻に昇る 日周と公転 平均約50分遅れる
配置図の上は空の真上 視点 宇宙を上から見た図と地上の空は別

一晩の西向き運動と日ごとの東向きずれ短時間では月が東から西へ日周運動し、同時刻の日ごとの比較では東へずれる二つの見方を分ける一晩:東→西同時刻の日ごと:東へずれる

理解する:具体例で二つの向きを確かめる

今夜20時から22時まで観測すれば、地球の自転により月は西へ進みます。明日の20時に同じ場所から見ると、月は公転により今日の20時より少し東側にあります。「西へ動く」と「東へずれる」は時間の比べ方が違うため両立します。

使う:間違いの原因を確かめる

誤答「上弦は夕方に南中するので、夕方だけ見える」は、南中と可視時間を同じにしています。上弦は昼ごろ昇り、夕方南中し、真夜中ごろ沈むため、午後から夜前半に見えます。

理解チェック1:一晩の中で月はどちらへ動く?おおむね東から西へ動きます。
理解チェック2:同時刻で翌日と比べると月はどちらへずれる?公転により東側へずれます。

転用する:まとめを観測表へつなぐ

二つの時間尺度と配置図の視点を区別できました。次は観測表の時刻・方位・形を組み合わせ、月相と翌日の時刻を推定します。

理解チェック3:南中時刻だけで見える全時間帯を表せる?表せません。月の出と月の入りも確認します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。