LESSON 01

外惑星の見え方と動き

背景の星を基準に外惑星の位置を記録しよう

同じ背景星・向き・縮尺を基準に、複数日の外惑星位置を比較して記録する。

背景の星を基準に外惑星の位置を記録しよう

前のレッスンでは、外惑星が真夜中にも見える時期があると分かりました。ここでは、惑星の動きを調べるために、遠くの恒星がつくる模様を目盛りのように使って位置を記録します。

まず知る:比較できる観測をつくる目標

一晩のうちに星も惑星も東から西へ動いて見えるのは、主に地球の自転による日周運動です。惑星自身の長期的な見かけの移動を取り出すには、同じ背景星の中で惑星がどこにあるかを数日から数週間おきに比べます。

そろえるもの 理由
同じ星野・同じ向き 位置の左右上下を比較するため
同じ縮尺 移動量を正しく比べるため
日付と時刻 時間間隔を知るため
背景星の名前や格子 基準点を固定するため

背景星に対する外惑星の位置記録同じ背景星の星図上で、三つの日付の惑星位置が少しずつ移る様子を示す1日8日15日恒星の模様を基準に惑星だけの移動を読む

理解する:具体例で観測記録を読む

星図の横軸で東を右とし、火星の位置が1日に目盛り2、8日に目盛り5、15日に目盛り8へ移ったなら、背景星に対して東向きに移動しています。この通常の向きを順行と呼びます。

背景星も非常に長い時間では動きますが、中学校で扱う数週間の惑星観測では、基準としてほぼ固定してよいと考えます。観測期間に合うモデルかを確認します。

使う:一晩の動きと数週間の動きを混ぜる間違いを直す

午後8時から午後10時に惑星が西へ動いて見えた記録だけで「逆行」とは言えません。それは地球の自転による日周運動です。逆行を調べるには、複数日の同じ背景星に対する位置変化を比べます。

理解チェック1:惑星の長期的な動きを調べる基準は?同じ星野にある背景の恒星です。
理解チェック2:一晩で東から西へ動くことを逆行と呼ばないのはなぜ?主に地球の自転による日周運動で、背景星に対する数日以上の惑星移動ではないからです。

転用する:確かめをまとめ、次の合・衝・矩へつなぐ

背景星を基準に観測事実を記録できました。次は地球・太陽・外惑星の代表配置である合・衝・矩を学び、どの時刻に見えるかと、どの時期に逆行が起こりやすいかの土台をつくります。

理解チェック3:比較できる星図に必要な条件は?同じ星野・向き・縮尺を使い、日付と時刻、背景星の基準を記録します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。