初見の惑星データから運動と観測結果を説明しよう
このセクションの仕上げです。自転・公転の区別、向きと周期、距離との関係、単位換算を使い、名前を知らない惑星の資料から根拠付きで説明します。
まず知る:設問に合う列を選ぶ目標
初見問題では、すべての数値を使う必要はありません。昼夜の交代や回転回数なら自転周期、一年の長さや太陽からの位置なら公転周期・平均距離を選びます。向きを問う場合は観測視点と回転矢印も必要です。
| 設問 | 中心となる資料 | 答えに含めるもの |
|---|---|---|
| 一回転の速さ | 自転周期 | 同じ単位での大小 |
| 一年の長さ | 公転周期 | 比較対象との比 |
| 太陽からの位置 | 平均距離・公転周期 | 傾向と判断限界 |
| 回転方向 | 矢印・観測視点 | どこから見たか |
理解する:具体例の未知惑星Xを読む
惑星Xの自転周期が12時間、公転周期が30年、平均距離が地球の約10倍だとします。自転は地球の約半分の時間で一回転するため速いといえます。公転周期は地球より大幅に長く、距離も大きいため、地球より外側の惑星だと判断できます。
ただし、資料に自転方向がなければ回転方向は答えられません。半径や密度がなければ地球型・木星型も確定できません。「言えないこと」を示すのも科学的な説明です。
使う:間違いを避けて計算を確かめる
24時間÷12時間=2より、地球が一回自転する間にXは約2回自転します。一方、Xの一年は地球の約30倍です。「自転が速いのに公転は遅い」という資料は矛盾ではなく、別の運動を示しています。
理解チェック1:惑星Xの一日の回転を比べるにはどの列を使う?
自転周期の列を使います。理解チェック2:Xは地球より外側と考える根拠は?
平均距離が大きく、公転周期も長いという複数の資料です。転用する:まとめを月の学習へつなぐ
初見問題の答案は「使った列→換算・比較→結論→資料の限界」の順に書きます。この力は、次の月のレッスンで太陽・地球・月の位置と観測結果を結ぶときにも使います。
理解チェック3:自転方向の資料がないとき、地球と同じ向きと言ってよい?
言えません。資料にない特徴を推測で補わず、判断できないとします。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。