LESSON 01

月食と日食

なぜ毎月食が起こらないか軌道面の傾きから考えよう

月の軌道面が約5度傾くため、交点付近の新月・満月だけで食が起こり得ると説明する。

なぜ毎月食が起こらないか軌道面の傾きから考えよう

月食は満月、日食は新月のころに起こり得ます。それなら毎月起こりそうですが、実際には起こりません。今回は二つの軌道面が一致していないことを立体的に理解します。

まず知る:軌道面の傾きで頻度を説明する目標

月の軌道面は、地球が太陽を回る軌道面に対して約5度傾いています。そのため新月や満月でも、月は太陽方向や地球の影を多くの場合、上または下へ通り過ぎます。

地球の軌道面と傾いた月の軌道面水平な基準面に対して月の軌道が約5度傾き、交点付近だけで一直線に近づく月の軌道面 約5°傾く交点交点

理解する:具体例で交点を確かめる

二つの軌道面が交わる線の近くを月が通る時期に、新月または満月になると、三天体がほぼ一直線に並び、食が起こり得ます。交点から離れた場所で新月・満月になると、月は影や太陽の見かけの位置を上下に外れます。

「約5度」は小さく見えますが、宇宙の距離では影を外れるのに十分です。上から見た平面図だけでは傾きが消えるため、横からの図も合わせて読みます。

使う:間違いを避けて条件を確かめる

食の必要条件は、新月または満月であることに加え、月が軌道面の交点付近にあることです。満月だから必ず月食、新月だから必ず日食、とは言えません。

理解チェック1:月の軌道面は基準面に対して約何度傾く?約5度です。
理解チェック2:食が起こりやすいのは月がどこにあるとき?二つの軌道面の交点付近にあるときです。

転用する:まとめを誤答と安全へつなぐ

食の発生に月相と交点の二条件が必要だと説明できました。次は満ち欠けとの混同、世界中で見えるという誤解、危険な日食観察を修正します。

理解チェック3:新月でも日食が起きないことがある理由は?月が交点付近になく、太陽の見かけの位置を上下に外れるためです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。