なぜ毎月食が起こらないか軌道面の傾きから考えよう
月食は満月、日食は新月のころに起こり得ます。それなら毎月起こりそうですが、実際には起こりません。今回は二つの軌道面が一致していないことを立体的に理解します。
まず知る:軌道面の傾きで頻度を説明する目標
月の軌道面は、地球が太陽を回る軌道面に対して約5度傾いています。そのため新月や満月でも、月は太陽方向や地球の影を多くの場合、上または下へ通り過ぎます。
理解する:具体例で交点を確かめる
二つの軌道面が交わる線の近くを月が通る時期に、新月または満月になると、三天体がほぼ一直線に並び、食が起こり得ます。交点から離れた場所で新月・満月になると、月は影や太陽の見かけの位置を上下に外れます。
「約5度」は小さく見えますが、宇宙の距離では影を外れるのに十分です。上から見た平面図だけでは傾きが消えるため、横からの図も合わせて読みます。
使う:間違いを避けて条件を確かめる
食の必要条件は、新月または満月であることに加え、月が軌道面の交点付近にあることです。満月だから必ず月食、新月だから必ず日食、とは言えません。
理解チェック1:月の軌道面は基準面に対して約何度傾く?
約5度です。理解チェック2:食が起こりやすいのは月がどこにあるとき?
二つの軌道面の交点付近にあるときです。転用する:まとめを誤答と安全へつなぐ
食の発生に月相と交点の二条件が必要だと説明できました。次は満ち欠けとの混同、世界中で見えるという誤解、危険な日食観察を修正します。
理解チェック3:新月でも日食が起きないことがある理由は?
月が交点付近になく、太陽の見かけの位置を上下に外れるためです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。