LESSON 01

天体モデルの視点を切り替える

初見の天体図から観測者・方位・時刻を統合しよう

初見の天体図を光・観測者・運動・視線へ分解し、方位・時刻・見え方を統合します。

初見の天体図から観測者・方位・時刻を統合しよう

このセクションの仕上げでは、見慣れない向きの配置図を解きます。月・金星・外惑星の知識を一度に思い出す前に、図を光・観測者・運動・視線へ分解し、必要な情報だけを順に組み立てます。

まず知る:初見図を分解する目標

入試図には、回転した配置、不要な天体、複数の矢印が含まれます。最初の30秒で次の四要素へ印を付けます。これが分かれば、図の見た目が変わっても同じ論理を使えます。

確認するもの 判断できること
太陽と光の向き 昼夜、明るい面
観測者の位置 時刻帯、頭上、地平線
自転・公転の矢印 次の位置、見かけの動き
観測者から天体への視線 方位、高さ、見える形

初見天体図を四要素へ分解する太陽、地球上の観測者、自転矢印、月への視線を色分けし、方位と時刻へ統合する結論時刻 → 方位 → 形根拠を一つずつ書く

理解する:具体例を四要素で解く

例として、太陽の反対側に外惑星があり、観測者が日没の位置にいる図を考えます。光から観測者は夕方、人から西に太陽があると分かります。太陽と反対方向への視線は東なので、外惑星は東から昇るころです。配置が衝なら、真夜中ごろ南中します。

答えを「夕方、東」と一度に出さず、時刻は光と人、方位は人と線、観測の変化は動から導きます。根拠を分けると、途中で違っても修正箇所を特定できます。

使う:丸暗記だけで解く間違いを直す

「満月は夕方に東」「上弦は夕方に南」という知識は確認には便利ですが、初見図の主役が金星や外惑星ならそのまま使えません。まず四要素で導き、最後に既知の代表例と一致するか確かめます。

理解チェック1:日没位置の観測者から太陽はどちらに見える?西の地平線付近です。観測者が明るい側から暗い側へ移る境界にいるからです。
理解チェック2:太陽と反対方向の外惑星は日没ごろどこから昇る?東から昇ります。西にある太陽と反対の視線が東だからです。

転用する:確かめをまとめ、入試総合へつなぐ

初見図では余白に「光・人・動・線」と書き、各結論の横に根拠の印を残します。最後に、時刻・方位・明るい面・次の動きを一文ずつ説明できれば合格です。次の入試総合では、複数資料と計算を加えてこの手順を使います。

理解チェック3:図に不要な天体があって迷うとき、最初にすることは?問われている観測者と天体を特定し、その間の光・運動・視線だけを抜き出します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。