配置図・観測表・写真を同じ時刻で対応させよう
使うモデルを選べても、資料の日時や視点がずれていると誤った組合せになります。このレッスンでは、配置図・観測表・写真に共通する「観測者、日時、方位、尺度」をそろえます。
まず知る:資料の条件をそろえる目標
各資料の端に、観測者・日時・方位・尺度の四項目を書き込みます。書かれていない項目は空欄にし、想像で補いません。複数資料を結ぶのは、四項目のうち必要な条件が一致してからです。
| 資料 | 直接読めること | 注意する条件 |
|---|---|---|
| 宇宙からの配置図 | 太陽・地球・天体の位置 | 紙面の上下は方位でない |
| 地上の観測図 | 東・南・西の空、高度 | 観測地点と時刻 |
| 連続写真 | 形・位置・見かけの大きさ | 倍率と撮影間隔 |
| 観測表 | 日時・方位・高度・明るさ | 単位と欠測 |
理解する:具体例で上弦の月を対応させる
配置図で太陽―地球の方向と地球―月の方向が直角なら、上弦または下弦の候補です。観測表に「18時、南の空」とあれば上弦に対応します。写真の明るい側が太陽の方向を向くかも確認すると、三資料が一つの現象を示すと判断できます。
同じ月でも撮影時刻が数時間違えば空での方位が変わります。また、望遠鏡やカメラによって上下左右が反転する場合があります。写真の向きは方位表示や撮影条件で確認します。
使う:別時刻の資料を混ぜる間違いを直す
「写真Aは18時、観測表Bは22時」なら、位置が違って当然です。形は一晩ではほとんど変わらなくても、地球の自転によって方位・高度は変わります。形が同じだから同じ時刻、と決めてはいけません。
理解チェック1:複数資料を結ぶ前に書く四条件は?
観測者、日時、方位、尺度です。理解チェック2:同じ月が18時と22時で違う方位に見える主な理由は?
地球の自転による日周運動で、月が東から西へ移動して見えるからです。転用する:確かめをまとめ、因果説明へつなぐ
資料ごとに四条件を小さな表にし、一致・不一致を印で示します。つながった資料から「配置→光る面→観測者への見え方」の順に説明します。次は月・金星・外惑星でこの因果の鎖を比較します。
理解チェック3:方位表示のない月写真だけで東西を断定できる?
できません。撮影方向や画像の反転条件が必要です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。