LESSON 01

月・惑星・太陽系の入試総合

初見の入試資料を時間内に統合して説明しよう

初見資料を設問分解・根拠選択・モデル化・処理・検算の順に時間内で統合します。

初見の入試資料を時間内に統合して説明しよう

コースの最後は、未知の天体を含む複数資料問題を時間内に解く練習です。知識を増やすより、設問ごとに必要な資料を選び、計算と記述を根拠へ結び付ける手順を完成させます。

まず知る:五段階で解く目標

大問を「設問分解→根拠選択→モデル化→処理→検算」の五段階で進めます。資料をすべて熟読してから設問へ行くと、情報を抱えすぎます。まず問われる量を読み、必要な資料へ戻ります。

段階 すること 残す印
設問分解 主役・時間・量を囲む 問番号と三語
根拠選択 使う図表を二つまで選ぶ 資料番号
モデル化 観測者、光、運動、視線を置く 矢印と方位
処理 計算または因果記述を行う 単位と接続語
検算 条件・向き・概数を確認 チェック印

入試総合問題を五段階で処理する設問分解、根拠選択、モデル化、処理、検算を時間配分とともに進める設問分解根拠選択モデル化計算・記述検算各設問で小さく一周し、止まりすぎたら次へ進む最後に方位・単位・「約」・資料範囲を点検

理解する:具体例を五段階で処理する

未知の惑星Xについて、軌道が地球の外側、真夜中に南中、数週間だけ背景星に対して逆向きに動いた、とします。主役はX、時間は一晩と数週間、量は位置と動きです。外側の軌道図と観測記録を選び、衝付近で地球がXを追い越すモデルを使えば、真夜中の南中と逆行を同じ配置で説明できます。

記述は「資料ではXが真夜中に南中した。これはXが太陽と反対方向にある衝付近だからである。さらに地球がXを追い越すため、背景星に対して一時的に逆行して見える」と、資料→配置→結果の順にします。

使う:全部読む・根拠なしで答える間違いを直す

難しい資料が一つあっても、全設問で使うとは限りません。設問が求める量に必要な列や矢印だけを読みます。また、正しい用語を書くだけでは得点にならない記述では、「資料のどこ」と「なぜ」を一つずつ含めます。

理解チェック1:資料を読む前に設問から囲む三要素は?主役の天体、時間尺度、求める量です。
理解チェック2:未知の外惑星が真夜中に南中する配置は何付近?地球から見て太陽と反対方向になる衝付近です。

転用する:確かめをまとめ、地球分野全体へつなぐ

最後の30秒で、観測者、東西、単位、「約」、資料から言える範囲を点検します。この五段階は天体だけでなく、地震記録、天気図、地層資料でも使えます。分からない設問は、五段階のどこで止まったかを記録すると復習箇所が明確になります。

理解チェック3:解けなかった問題を復習するとき、答え以外に記録することは?モデル選択、資料対応、計算、記述、検算のどの段階で止まったかを記録します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。