LESSON 01

外惑星の見え方と動き

逆行・衝・一日の動きを混同する誤答を直そう

日周運動・順逆行・合衝矩を、基準と時間尺度から区別して典型誤答を修正する。

逆行・衝・一日の動きを混同する誤答を直そう

外惑星には、一晩で空を横切る動き、数週間で背景星に対して移る動き、数か月で観測時刻が変わる動きがあります。ここでは時間尺度と基準を分け、もっともらしい誤答の原因を直します。

まず知る:三つの変化を分ける目標

日周運動は地平線を基準にした一日の見かけの動きです。順行・逆行は背景星を基準にした数日から数週間の動きです。合・衝・矩は太陽・地球・外惑星の数か月単位の配置です。

現象 基準 主な時間尺度 主な原因
東から西の日周運動 地平線 一日 地球の自転
順行・留・逆行 背景星 数日〜数週間 地球と外惑星の相対運動
合・衝・矩の変化 太陽との方向 数か月以上 地球と外惑星の公転

外惑星を読む三つの時間尺度一日の日周運動、数週間の順逆行、数か月の配置変化を別の帯で示す一日日周運動数週間順行・留・逆行数か月合・衝・矩

理解する:具体例で最初のずれを探す

誤答「午後8時から10時に木星が西へ動いたので逆行だ」は、基準と期間がずれています。同じ晩に地平線上を西へ動くのは日周運動です。逆行かどうかは、別の日の同じ背景星に対する位置を比べます。

誤答「衝では必ず公転軌道上でも最短距離になる」も言い過ぎです。衝は太陽―地球―外惑星の方向が並ぶ配置を表します。軌道が完全な円でないため、すべての衝で距離が同じとは限りません。

使う:三つの典型的な間違いを直す

「逆行は西へ沈むこと」は、背景星基準へ直します。「留は公転停止」は、見かけの位置変化が小さいと直します。「衝は食」は、観測者の地球を中央に置き、太陽と反対方向に見える配置へ直します。

理解チェック1:一晩の西向きの動きと逆行を分ける基準は?地平線に対する一晩の動きか、背景星に対する複数日の動きかを確認します。
理解チェック2:留で実際に止まるものはある?惑星の公転は止まりません。背景星に対する見かけの移動が一時的に小さくなります。

転用する:確かめをまとめ、次の複数資料へつなぐ

外惑星の問題では、まず資料の時間間隔と基準を欄外へ書きます。次は配置図、時刻表、背景星上の位置グラフを組み合わせ、どの現象を問う資料か自分で選びます。

理解チェック3:衝の意味を一文で説明すると?地球をはさんで太陽と外惑星が反対方向に並び、外惑星が太陽と反対の空に見える配置です。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。