広い海や大陸の上で気団が育つ条件を読み取ろう
まず知る:このレッスンの役割と目標
ここは6レッスンの2番目です。前のレッスンで定義した気団が、どのような場所でできやすいかを資料から選びます。
気団が育つには、広く性質が比較的一様な地表の上へ、空気が長くとどまることが重要です。広い海面や大陸の平原では、空気が下の地表から温度や水蒸気の影響を受け続け、広い範囲で似た性質になります。この形成地域を発源地と呼びます。
理解する:例題で理由を確かめる
候補Aは広い海の上で5日間ほぼ停滞、候補Bは山と谷が多い狭い地域を3時間で通過、候補Cは広い大陸平原で4日間停滞です。気団の発源地に適するのはAとCです。
海の上では蒸発によって空気へ水蒸気が供給されやすく、大陸上では海上ほど水蒸気を得にくい傾向があります。ただし、暖冷・乾湿の詳しい性質は次のレッスンで緯度と海陸の二軸から説明します。
使う:間違い・誤答を直して練習する
誤答例:「東京の上空に冷たい空気が3時間あったので、東京気団ができた。」
狭い都市上空を短時間通過しただけでは、広い範囲で一様な性質を得にくいです。発源地としては、広く比較的一様な地表の上に長く停滞する条件を探します。
また、空気が海へ一度出ただけで瞬時に湿潤な気団へ変わるわけではありません。地表と熱や水蒸気をやり取りする時間が必要です。
理解チェック1:気団形成に必要な三条件は?
広い範囲、比較的一様な地表、空気が長くとどまることです。理解チェック2:空気が長くとどまる意味は?
下の地表から温度や水蒸気の影響を十分に受ける時間があるということです。理解チェック3:狭い山地を速く通過する空気が育ちにくい理由は?
地表の性質が複雑で、同じ影響を広く長く受けにくいからです。転用する:まとめと次の学びへ
発源地候補を選ぶときは、場所の名前を暗記せず「広い・一様・長く停滞」を確認します。
次は、発源地が低緯度か高緯度か、海洋か大陸かを使って、気団の暖冷・乾湿を説明します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。