LESSON 01

食物連鎖で食べる関係を表す

捕食記録の表から食物連鎖を復元しよう

「食物連鎖で食べる関係を表す」第4段階。捕食記録の表を矢印へ変換し連鎖を復元します。

捕食記録の表から食物連鎖を復元しよう

このレッスンの役割

食物連鎖を図から読むだけでなく、観察結果の表から自分で組み立てます。高校入試では、胃内容物や捕食回数の表から「誰が誰を食べたか」を読み、矢印の向きを正しく変換する力が問われます。

目標は、表の行と列の意味を最初に確認し、記録一つずつを矢印へ変え、生産者から始まる連鎖を抽出できることです。

知る・理解する

ある草原で、食べた側を行、食べられた側を列にした記録です。数字は観察回数です。

食べた側\食べられた側 バッタ カエル ヘビ
バッタ 18 0 0 0
カエル 0 12 0 0
ヘビ 0 0 7 0
タカ 0 0 2 5

「カエルの行、バッタの列が12」は、カエルがバッタを食べた記録です。しかし矢印は食べられた側から食べる側なので、バッタ → カエルです。

捕食記録を食物連鎖へ変える 表のカエルがバッタを食べた記録を、バッタからカエルへの矢印へ変換し、草からタカまでの連鎖を作る図 表の読みカエルがバッタを食べた 物質の向きへ変換 矢印の表現バッタ → カエル 全記録をつなぐ草 → バッタ → カエル → ヘビ → タカ タカはカエルも食べるが、ここでは一本の経路を抽出

表の全記録から、草 → バッタ → カエル → ヘビ → タカという一本の食物連鎖を取り出せます。タカはカエルも食べていますが、それは別の経路です。

具体例で使う

タカがヘビを5回、カエルを2回食べたという数値は、「この観察ではヘビを食べた記録が多い」と示します。しかし、タカがヘビだけを食べるとはいえません。観察回数は、観察時間や見つけやすさにも左右されます。

入試解答では、まず表から確実にいえる関係を書き、食べる量や好みまで断定しないことが大切です。

誤答を直して次の学びへつなげる

行と列を逆に読むと、すべての矢印が崩れます。最初に見出しを声に出して「行が食べた側、列が食べられた側」と確認します。その後、表の文を一度日本語に直してから矢印にします。

また、最大の数値だけを残すと、実際に記録された別の関係を消してしまいます。次は、矢印や一本の鎖について起こりやすい誤解をまとめて修正します。

自分で確かめよう

確認1:カエルの行、バッタの列が12。矢印は?バッタ → カエルです。
確認2:表から取り出せる、生産者からタカまでの一本の連鎖は?草 → バッタ → カエル → ヘビ → タカです。
確認3:回数が最大の食物だけを食べると断定できる?できません。ほかの食物も記録され、観察時間や見つけやすさも回数に影響するからです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。