捕食記録を漏れなく矢印へ変えて食物網を描こう
このレッスンの役割
前のレッスンでは、完成した食物網から複数の食物連鎖を読みました。ここでは逆に、文章や表で示された捕食記録から食物網を自分で描きます。矢印が増えても、記録を一組ずつ処理すれば混乱しません。
目標は、生産者を左または下に配置し、食べられる側から食べる側へ全記録を矢印にし、漏れと逆向きを点検できることです。
知る・理解する
食物網を描く手順は次の四段階です。
- 生物名をすべて書き、生産者に印を付ける。
- 「AをBが食べる」を、A → Bへ一組ずつ変える。
- 同じ生物を重ねて書かず、一つの箱に矢印を集める。
- 元の記録と照合し、矢印の本数と向きを点検する。
次の記録を使います。植物Pを昆虫QとネズミRが食べます。QをカエルSと鳥Tが食べます。RとSをヘビUが食べ、TとUをタカVが食べます。
ここでは捕食記録が8組あるので、矢印も8本です。本数を数えるだけで、描き漏らしを見つけやすくなります。
具体例で使う
「QをSとTが食べる」から、Q → SとQ → Tの二本を描きます。「SがQを食べる」という動作の向きでS → Qとしないように、有機物がどちらへ移るかを声に出します。
最後に各箱を確認します。Pから二本、Qから二本、Rから一本、Sから一本、Tから一本、Uから一本の矢印が出て、合計8本です。
誤答を直して次の学びへつなげる
食べる回数が少ない関係を勝手に省くと、食物網から代わりの経路が消えます。記録にある関係は、問いで除外の指示がない限りすべて描きます。
線が交差して見にくいときは、生産者、主に植物を食べる生物、その上の消費者をおおまかに層へ分けて配置します。ただし、雑食動物は複数の層と結ばれることがあります。次は、完成した網の中で直接経路と間接経路をたどります。
自分で確かめよう
確認1:「PをQが食べる」はどの向き?
P → Qです。Pの有機物がQへ移ります。確認2:記録が8組あるのに矢印が7本だった。まず何をする?
元の記録を一組ずつ照合し、描き漏らした関係を探します。確認3:同じ生物を図の二か所に重ねて書かないのはなぜ?
一つの生物へ入る矢印と出る矢印を一か所に集め、複数の関係を正しく読めるようにするためです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。