LESSON 01

エネルギーは一方向に流れる

エネルギーの入力・移動・熱への散逸を図へ書き込もう

「エネルギーは一方向に流れる」第2段階。光の入力・摂食での移動・熱への散逸を図示します。

エネルギーの入力・移動・熱への散逸を図へ書き込もう

このレッスンの役割

前のレッスンでは、太陽光から生産者、消費者へエネルギーが進む全体像を学びました。ここでは、どの矢印が光の入力、摂食による移動、熱として外へ出る流れなのかを、図へ正確に書き込みます。

目標は、生物名だけの食物連鎖へ三種類のラベルを付け、各生物から熱の矢印が出る理由を説明できることです。

知る・理解する

エネルギー図を完成させる手順は次のとおりです。

  1. 生産者を見つけ、太陽光から生産者へ「光の入力」を描く。
  2. 食べられる生物から食べる生物へ「有機物とエネルギーの移動」を描く。
  3. 生産者を含む各生物から環境へ「呼吸などで熱として出る」を描く。
  4. 最後に、エネルギーが同じ形で戻る矢印を描いていないか点検する。
エネルギー図へ入力・移動・熱をラベル付けする 太陽光から水草、水草からミジンコ、ミジンコから魚へエネルギーが進み、水草・ミジンコ・魚の各段階から熱が出る図 太陽光 水草ミジンコ 入力摂食で移動摂食で移動 呼吸など → 熱呼吸など → 熱呼吸など → 熱 エネルギー全体の向きは入口から環境への熱へ

植物も呼吸するため、生産者からも熱の矢印が出ます。熱は最上位の消費者だけから出るのではありません。各段階の生物が生命活動を行うたびに、エネルギーの一部が熱として環境へ出ます。

具体例で使う

水草 → ミジンコ → 魚の図に書き込むなら、太陽光 → 水草を光の入力、水草 → ミジンコとミジンコ → 魚を摂食による移動とします。さらに、水草、ミジンコ、魚の各箱から環境へ熱の矢印を描きます。

分解者も死がいや排出物の有機物を利用し、呼吸によって熱を出します。ただし、分解者から生産者へエネルギーを戻す矢印は描きません。

誤答を直して次の学びへつなげる

「太陽光のすべてが水草の有機物へ蓄えられる」は誤りです。水草へ届かない光、反射する光、光合成に使われない光があります。

「熱は魚だけから出る」も誤りです。生産者を含め、各生物が呼吸や運動などにエネルギーを使います。次のレッスンでは、各段階で熱や食べ残しが生じるため、上位ほど利用できるエネルギーが少なくなる理由を深めます。

自分で確かめよう

確認1:太陽光から矢印を向ける相手は?光合成を行う生産者です。
確認2:熱の矢印は最上位の消費者だけに描く?いいえ。生産者を含む各生物から、呼吸などで熱として環境へ出る矢印を描きます。
確認3:分解者から生産者へエネルギーを戻す矢印を描かないのはなぜ?分解者も生命活動でエネルギーを使い、熱として環境へ出すため、同じエネルギーが生産者へ循環しないからです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。