LESSON 01

食物連鎖で食べる関係を表す

食べられる側から食べる側へ矢印を向けよう

「食物連鎖で食べる関係を表す」第1段階。有機物とエネルギーが移る向きに矢印を書きます。

食べられる側から食べる側へ矢印を向けよう

このレッスンの役割

前のセクションでは、生産者・消費者・分解者を有機物の得方で分類しました。ここでは、生物どうしの「食べる・食べられる」関係を、食物連鎖として一本のつながりにします。最初の難所は矢印の向きです。

目標は、矢印を「食べる動作の向き」ではなく、有機物とそこに蓄えられたエネルギーが移る向きとして説明できることです。

知る・理解する

食物連鎖とは、生物どうしの食べる・食べられる関係を鎖のようにつないだものです。基本の矢印は、食べられる生物から、それを食べる生物へ向けます。

草をバッタが食べ、バッタをカエルが食べ、カエルをヘビが食べるなら、次のように表します。

草 → バッタ → カエル → ヘビ

矢印の意味を一つずつ読むと、「草の有機物がバッタへ移る」「バッタの有機物がカエルへ移る」となります。「バッタが草を食べに行く向き」ではありません。

草からヘビへ続く食物連鎖 草、バッタ、カエル、ヘビの順に、有機物とエネルギーが移る向きへ矢印が付く図 バッタ カエル ヘビ 有機物・エネルギーが移る向き矢印の先が、その有機物を受け取る側

食物連鎖の出発点には、ふつう生産者を置きます。太陽の光は光合成に必要ですが、太陽は生物ではないため、食物連鎖の生物の一員には数えません。

具体例で使う

「ワシがヘビを食べる」という情報を上の連鎖に加えます。食べられる側はヘビ、食べる側はワシなので、ヘビ → ワシです。全体は、草 → バッタ → カエル → ヘビ → ワシとなります。

答える前に「AをBが食べる」を「Aの有機物がBへ移る」と言い換えると、向きを間違えにくくなります。

誤答を直して次の学びへつなげる

「ヘビ → カエル」と書きたくなるのは、ヘビがカエルへ向かって食べると考えるからです。しかし、食物連鎖の矢印は行動ではなく物質の移動です。カエルの体の有機物がヘビへ移るので、カエル → ヘビです。

食べる場面を見ただけでなく、その関係を示す証拠が必要です。次のレッスンでは、胃の内容物、ふん、食痕、直接観察から食物連鎖を組み立てます。

自分で確かめよう

確認1:ウサギが草を食べるとき、矢印はどちら向き?草 → ウサギです。有機物が草からウサギへ移ります。
確認2:食物連鎖の矢印は何を表す?食べられる生物の有機物と、そこに蓄えられたエネルギーが、食べる生物へ移る向きです。
確認3:太陽を食物連鎖の最初の生物として数える?数えません。太陽はエネルギー源ですが生物ではなく、生産者が光を利用して有機物をつくります。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。