有機物がつくられ使われ無機物へ戻る流れを説明しよう
このレッスンの役割
これまでに、三つの役割を定義し、証拠から分類しました。ここでは、生産者・消費者・分解者を別々に覚えるのではなく、有機物の変化でつなぎます。この仕組みが分かると、後で学ぶ食物連鎖、エネルギーの流れ、物質の循環を混同しにくくなります。
目標は、二酸化炭素や水などの無機物が有機物となり、生物間を移り、再び無機物へ戻るまでを、各役割の働きとともに説明できることです。
知る・理解する
生産者は、光合成によって二酸化炭素と水から有機物をつくります。消費者は、生産者やほかの消費者を食べ、有機物を体へ取り込みます。生産者も消費者も、やがて死がいや排出物を環境へ残します。
分解者である菌類や細菌類は、その有機物を分解して取り込み、生命活動に使います。分解や呼吸を通して、二酸化炭素や無機物が環境へ戻ります。その一部を生産者が再び利用します。
ここで「物質」と「エネルギー」を区別します。物質は形を変えて環境と生物の間をめぐります。一方、光から入ったエネルギーは、生命活動で使われながら熱として外へ出るため、同じようには循環しません。詳しい計算は後のセクションで扱います。
具体例で使う
森の落ち葉をたどります。木は光合成で有機物をつくり、その一部で葉をつくります。落ちた葉はダンゴムシなどに細かくされ、菌類や細菌類に分解されます。分解で生じた無機物の一部は根から吸収され、新しい葉をつくる材料になります。
「落ち葉→分解者→無機物→木」というつながりがあるため、分解は単なる片付けではなく、次の生産を支える働きです。
誤答を直して次の学びへつなげる
分解された物質が「なくなる」のではありません。目に見えない小さな物質や気体へ変化し、環境へ戻ります。また、生産者も呼吸し、死ねば分解されます。生産者は有機物をつくる役割だけを行う機械ではなく、生きた生物です。
説明では、物質名と働きをつなげます。「分解者が掃除する」ではなく、「死がいや排出物の有機物を分解し、無機物が環境へ戻る」と書きます。次は、落ち葉の質量データから分解者の働きを読み取ります。
自分で確かめよう
確認1:生産者は何を材料に有機物をつくる?
二酸化炭素と水などの無機物を材料に、光のエネルギーを利用して有機物をつくります。確認2:分解で物質は消える?
消えません。有機物がより小さな物質や無機物へ変わり、環境へ戻ります。確認3:落ち葉から新しい葉までの物質の流れを説明しよう。
落ち葉の有機物が分解者に分解され、無機物が土へ戻り、根から吸収されて新しい葉の材料になります。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。