LESSON 01

乗法公式と平方根の利用

共役な式の積を計算しよう

和と差の積の公式を使い、共役な式で中央項が打ち消し合って有理数になる仕組みを理解します。

共役な式の積を計算しよう

このレッスンの役割

乗法公式の第3段階です。平方の公式を受け、(x+y)(x−y)の形を見分けて短く計算します。

おすすめの学び方

二つのかっこを比べ、同じ二項で中央の符号だけが反対かを確認します。条件がそろったときだけ和と差の積を使います。

今日の問い

(√7+√3)(√7−√3)では、なぜ根号を含む中央項が消えるのでしょうか。

展開して確かめる

(√7+√3)(√7−√3) =7−√21+√21−3 =4

−√21と+√21が打ち消し合います。

公式で短く計算する

(x+y)(x−y)=x²−y²

なので、

(√11+√5)(√11−√5) =11−5 =6

です。

整数を含む例

(3+√2)(3−√2) =3²−(√2)² =9−2 =7

二つの式を共役な式と呼びます。

有理化とのつながり

根号を含む和が分母にある場合も、符号を反対にした式を掛けると分母の根号を消せます。ここでは計算の仕組みを理解し、複雑な分母の有理化は高校で広げます。

よくある間違いと戻り方

(√7+√3)(√7−√3)=7+3と符号を誤ることがあります。公式の右辺はx²−y²です。後ろの項の二乗を引く順番を、元の式と対応させます。

自分で確かめよう

  1. (√8+√3)(√8−√3)を計算してください。
  2. (5+√6)(5−√6)を計算してください。
  3. (√a+√b)(√a−√b)を簡単にしてください。
  4. 中央項が消える理由を説明してください。

次のレッスンへ

次は、式の形から平方公式と和と差の積を選び、計算を工夫します。