LESSON 01

分母を有理化しよう

分母を有理化しようを理解しよう

分母・分子へ同じ根号を掛け、分数の値を変えずに分母を有理数へ直す意味と学習順をつかみます。

分母を有理化しようを理解しよう

このレッスンの役割

このセクションの入口です。根号の乗法・除法を使い、分母に根号を含む分数を、同じ値の扱いやすい形へ直します。

おすすめの学び方

手順だけを暗記せず、「分子と分母へ同じ0でない数を掛けると値が変わらない」ことを毎回確認します。

今日の問い

1/√2の分母を2に変えても、分数の値を変えない方法はあるでしょうか。

有理化の意味

分母に根号を含まない形へ直すことを、分母を有理化するといいます。

1/√2に√2/√2を掛けます。

1/√2 × √2/√2 = √2/(√2×√2)=√2/2

√2/√2=1なので、値は変わりません。

なぜ扱いやすいか

分母が整数になると、大小比較、加減、近似計算をしやすくなります。1/√2と√2/2は同じ数です。

このセクションの順序

  1. 同じ根号を分子・分母へ掛ける理由
  2. a/√bの基本
  3. 約分と有理化の順を選ぶ
  4. 典型誤答を診断する

よくある間違いと戻り方

分母だけへ√2を掛けて1/2とする誤りがあります。分母だけ変えると分数の値も変わります。必ず1を表す√2/√2を掛けます。

自分で確かめよう

  1. 1/√3へ何を掛ければよいですか。
  2. √2/√2が1になる理由を説明してください。
  3. 1/√5を有理化してください。
  4. 有理化の目的を一文で説明してください。

変形前後を確かめる

√2を約1.414とすると、1/√2も√2/2も約0.707です。小数で確かめると、有理化は別の数に変える操作ではなく、同じ数を計算しやすい表し方へ直す操作だと実感できます。

次のレッスンへ

次は、分母と分子へ同じ根号を掛けても値が変わらない理由を、分数の性質から確かめます。