LESSON 01

中学1年の文字式を振り返ろう

分配法則と式の整理を振り返ろう

分配法則を面積と積の意味から確認し、符号を含むかっこを正しく外します。

分配法則と式の整理を振り返ろう

このレッスンの役割

前のレッスンで負の数の符号を守る方法を確認しました。ここでは、中学2年の多項式計算で繰り返し使う分配法則を振り返ります。

中心技能は、かっこの中のすべての項へ同じ数をかけることと、負号を含む積を一項ずつ処理することです。

おすすめの学び方

暗算でかっこを消さず、最初は矢印を二本書くつもりで各項への積を明示します。展開後は代入して、元の式と値が同じか確かめます。

今日の問い

分配法則で、なぜかっこの中のすべての項に同じ数をかけるのでしょうか。

分配法則の意味

3(x+2)は、x+2が3組あるという意味です。

3(x+2)
=(x+2)+(x+2)+(x+2)
=3x+6

したがって、a(b+c)=ab+acです。

負の数を分配する

−2(x−4)では、−2をxと−4の両方へかけます。

−2×x+(−2)×(−4)
=−2x+8

二つ目が+8になるのは、負の数と負の数の積が正だからです。

かっこの前が−だけの場合

−(a−3)は、−1(a−3)と同じです。

−a+3

となります。かっこ内の各項の符号が変わります。

代入で確かめる

x=5なら、−2(x−4)=−2です。展開した−2x+8も−10+8=−2です。二つの式が同じ値になることを確認できます。

よくある間違いと戻り方

  • 3(x+2)=3x+2とする
    → 3組あるのはxだけでなく2も同じです。
  • −2(x−4)=−2x−8とする
    → (−2)×(−4)を独立して計算します。
  • −(a−3)=−a−3とする
    → かっこの前の−を−1と考えます。

自分で確かめよう

  1. 4(x−3)を展開してください。
  2. −3(2a+5)を展開してください。
  3. −(x−7)を展開してください。
  4. x=2を代入し、3(x+1)と3x+3が同じ値になるか確かめてください。

次のレッスンへ

次は、表記・負数代入・分配法則を混ぜた短い診断で、次のセクションへ進む準備を確認します。