負の数を代入するときのかっこを確認しよう
このレッスンの役割
前のレッスンで文字式の表記を整えました。ここでは、文字を数に置き換える代入のうち、特に誤りやすい負の数を扱います。
後の「式の値」でも使う技能ですが、今は負号、かっこ、累乗の意味を正確にすることへ絞ります。
おすすめの学び方
文字を消して数だけ書くのではなく、まず「文字の場所へかっこ付きの数を入れた式」を一行書きます。その次に計算順序に従います。
今日の問い
x=−3を式へ代入したとき、負号を失わずに計算できるでしょうか。
代入は場所を置き換える
x=−3のとき、2x+5は
2×(−3)+5
=−6+5
=−1
です。2−3+5ではありません。2xは2とxの積だからです。
累乗を含む代入
x=−3のとき、x²は
(−3)²
=(−3)×(−3)
=9
です。
一方、−x²へ代入すると、
−(−3)²
=−9
となります。−x²は「x²の反対の数」で、(−x)²とは違います。
複数の文字
a=−2、b=3のとき、a²−2bは
(−2)²−2×3
=4−6
=−2
です。代入した後も、累乗、乗除、加減の順で計算します。
よくある間違いと戻り方
- 2xへ−3を代入して2−3とする
→ 省略されていた×を一度戻します。 - (−3)²を−9とする
→ (−3)×(−3)と書いて符号を確認します。 - −x²と(−x)²を同じにする
→ どこまでが累乗されるか、かっこの範囲を見ます。
自分で確かめよう
- x=−4のとき、3x+2はいくつですか。
- x=−4のとき、x²はいくつですか。
- x=−4のとき、−x²はいくつですか。
- a=−1、b=2のとき、3a−b²はいくつですか。
次のレッスンへ
次は、分配法則を使ってかっこを外し、同じ種類の項を整理する準備をします。