LESSON 01

式の値と計算の工夫

式の値と計算の工夫を理解しよう

代入前に式を読み、整理と代入のどちらを先にするか考える見通しをつくります。

式の値と計算の工夫を理解しよう

このレッスンの役割

前のセクションまでに、多項式を整理し、単項式との乗除を計算できるようになりました。ここでは文字へ数を代入して式の値を求めます。

この入口では、いつも直ちに代入するのではなく、先に式を整理すると計算が短くなる場合があることを学びます。

おすすめの学び方

問題を見たら「そのまま代入」と「先に整理」の二通りを比べます。計算回数と符号の扱いやすさで方法を選びましょう。

今日の問い

x=10のとき、3x+2x−4を求めるには、先に何をすると簡単でしょうか。

先に整理する

3x+2x−4は、同類項をまとめて5x−4です。

x=10を代入すると、

5×10−4=46

です。最初から30+20−4としても同じですが、整理すると乗法が一回になります。

負の数はかっこで代入する

x=−2のとき、x²−3xは、

(−2)²−3×(−2)
=4+6
=10

です。負の数をかっこへ入れ、累乗を先に計算します。

式の値の意味

文字へ決まった数を入れたとき、式全体が表す数を「式の値」といいます。式を同値な形へ整理しても、同じ数を代入すれば値は変わりません。

よくある間違いと戻り方

  • −2をかっこなしで代入する
    → 文字の位置へ(−2)をそのまま入れます。
  • x²へ−2を代入して−4とする
    → (−2)²のかっこの範囲を確認します。
  • 整理して式の値が変わると思う
    → 二つの形へ同じ数を代入して比べます。

自分で確かめよう

  1. x=3のとき、2x+4x−1を求めてください。
  2. x=−2のとき、x²+2xを求めてください。
  3. 先に整理する利点を説明してください。
  4. 同値な式の値が同じか確かめる方法は何ですか。

次のレッスンへ

次は、負の数を代入するときのかっこと累乗へ絞り、符号の誤りを防ぎます。