LESSON 01

式の値と計算の工夫

代入前に式を整理しよう

同類項・分配法則・約分で式を整理してから代入し、計算量を減らします。

代入前に式を整理しよう

このレッスンの役割

前のレッスンで負の数を安全に代入しました。ここでは、同類項や分配法則を使って式を簡単にしてから代入します。

おすすめの学び方

代入前と整理後の「掛け算の回数」「項の数」を比べます。整理の目的は短くすることだけでなく、符号ミスを減らすことです。

今日の問い

x=−2のとき、4x−3x+2(x−1)は、どの形へ整理すると計算しやすいでしょうか。

同類項と分配

4x−3x+2(x−1)

=x+2x−2
=3x−2

ここへx=−2を代入すると、

3×(−2)−2=−8

です。

最初から代入すると三回の乗法が必要ですが、整理後は一回です。

因数を利用する

ab+ac=a(b+c)です。a=25、b=13、c=7なら、

25(13+7)=25×20=500

と計算できます。展開の逆向きに共通因数をくくると便利な場合があります。

分数も整理する

(6x²−3x)÷3x=2x−1です。x=5なら、整理後は10−1=9です。ただし元の式ではx≠0が条件です。

よくある間違いと戻り方

  • 異なる文字部分をまとめる
    → 同類項かを先に確認します。
  • 整理途中で項を消す
    → 一行一操作にします。
  • 分母の条件を忘れる
    → 整理で分母が消えても元の式の条件を残します。

自分で確かめよう

  1. 2x+5x−3を整理してください。
  2. 3(a+2)−aを整理してください。
  3. x=4のとき、整理してから2x+3x−1を求めてください。
  4. 整理前の条件を残す理由を説明してください。

次のレッスンへ

次は、そのまま代入・先に整理・共通因数の利用から、最も安全な順序を選びます。