LESSON 01

式の値と計算の工夫

計算しやすい順序を選ぼう

式の形と代入する数を見て、代入・整理・共通因数の利用の順序を選びます。

計算しやすい順序を選ぼう

このレッスンの役割

前のレッスンで代入前の整理を行いました。ここでは、どの問題でも同じ方法を使わず、式と数の特徴から計算順序を選びます。

おすすめの学び方

計算前に二つの方法を頭の中で見積もり、「項数」「掛け算回数」「きりのよい数」のどれが有利かを一文で書きます。

今日の問い

式を先に整理する方法と、そのまま代入する方法は、どのように選べばよいでしょうか。

同類項が多いなら整理

x=12で、7x−5x+3は2x+3へ整理し、24+3=27とします。

代入すると0や1になるなら先に代入

x=1で、x⁵+x⁴+x³+x²+xは、各項が1になるのでそのまま5です。無理に別の形へ変える必要はありません。

x=0なら、文字を含む項がすべて0になる場合があります。

きりのよい和を作る

a=37、b=63で、5a+5bは5(a+b)とし、

5×100=500

とすると簡単です。

公式の形を利用する

長方形の周の長さ2a+2bも2(a+b)へまとめると、縦横の和を先に計算できます。式の意味と計算の工夫がつながります。

よくある間違いと戻り方

  • 必ず整理が先だと思う
    → 代入する数が0、1、−1かを見ます。
  • 計算量だけ見て条件を無視する
    → 元の式の分母や定義域を確認します。
  • 工夫の理由を説明できない
    → 減る計算回数を数えます。

自分で確かめよう

  1. x=20で3x+7x−4は、どの順序がよいですか。
  2. x=1でx⁴+x³+x²+xは、どう計算しますか。
  3. a=48、b=52で7a+7bを工夫してください。
  4. 方法を選ぶ三つの観点を答えてください。

次のレッスンへ

次は、代入・累乗・整理・条件の誤答を診断し、等式変形へ進む準備を整えます。