LESSON 01

数量を文字式で表そう

代金とおつりを文字式で表そう

単価・個数・支払額の関係を読み、代金とおつりを文字式で表す。

代金とおつりを文字式で表そう

このレッスンの役割
「数量を文字式で表そう」全5レッスンの1番目です。前のセクションで身につけた文字式の書き方を、身近な買い物の場面で使います。中心は「単価・個数・代金・おつり」の関係です。

おすすめの学び方

文章に出た数字をすぐ計算せず、「何が1個分か」「何個あるか」「何から何を引くか」を短い日本語にしましょう。その日本語を式へ置き換え、最後に具体的な個数を入れて確かめます。

今日の問い

1個120円のパンを x 個買い、1000円を出します。代金とおつりは、どんな式で表せるでしょう。

まず数量の役割を整理する

数量 この問題での値 単位
1個の値段 120 円/個
個数 x
代金 120x
支払額 1000
おつり 1000 − 120x

代金は「1個の値段×個数」です。

代金 = 120 × x = 120x 円

おつりは「支払額−代金」です。

おつり = 1000 − 120x 円

1000 − 120 × x なので、かけ算を先にする決まりにより、かっこがなくても代金全体を引けます。

具体的な数で確かめる

x = 4 なら、代金は 120 × 4 = 480 円です。おつりは 1000 − 480 = 520 円です。

式へ代入しても、

1000 − 120x
= 1000 − 120 × 4
= 520

となり、場面と一致します。

例題:2種類の商品

1本80円の鉛筆を a 本、1冊150円のノートを2冊買います。

鉛筆代は 80a 円、ノート代は 150 × 2 = 300 円です。合計は、

80a + 300 円

です。文章に出た順に数を並べるのではなく、商品ごとに代金を作ってから足します。

よくある間違いと戻り方

間違い:120円のパンをx個で120+xとする

原因は、値段と個数を「文章に出た二つの量」として足していることです。2個の場合を考えると、120 + 2 = 122 円ではなく、120 × 2 = 240 円です。具体例へ戻ると関係を選び直せます。

間違い:おつりを120x−1000とする

「何から何を引くか」が逆です。「出した1000円から、使った代金を引く」と声に出し、1000 − 120x とします。

間違い:単位の違う量を足す

120円と x 個は単位が違うので、そのまま足せません。120円/個 × x個 なら個が消え、円になります。

自分で確かめよう

  1. 1個90円のみかんを n 個買う代金を表しましょう。
  2. 500円を出したときのおつりを表しましょう。
  3. 1冊200円の本を b 冊と、50円の袋を一つ買う合計を表しましょう。
  4. 2で n = 3 を入れ、場面に合うか確かめましょう。
答えと考え方
  1. 90n
  2. 500 − 90n
  3. 200b + 50
  4. 500 − 90 × 3 = 230

次のレッスンへ

買い物では「1個分×個数」という関係を式にしました。次は、速さ・時間・道のりという三つの量の関係を、単位と一緒に文字式へ表します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。