LESSON 01

代入と式の値

複数の文字へ代入して検算しよう

複数の文字と値の対応を整理して代入し、場面や別の計算で式の値を検算する。

複数の文字へ代入して検算しよう

このレッスンの役割
「代入と式の値」全4レッスンの4番目です。一つの文字への代入を、xとyなど複数の文字へ広げます。値の入れ違いを防ぎ、式の値を場面で確かめて次の「一次式のしくみ」へつなぎます。

おすすめの学び方

代入前に「文字・表す数量・入れる値」の対応表を作りましょう。負の数はかっこへ入れ、代入後に文字が残っていないか指差し確認します。

今日の問い

3x + 2yx = 4y = 5 を代入するとき、xとyを入れ違わずに計算するにはどうすればよいでしょう。

対応表を先に作る

文字 入れる数
x 4
y 5

表の対応どおり、同時に置き換えます。

3x + 2y
= 3 × 4 + 2 × 5
= 12 + 10
= 22

係数3はxへ、係数2はyへかかっています。

負の数を含む複数代入

2a − 3ba = −1b = 2 を代入します。

2a − 3b
= 2 × (−1) − 3 × 2
= −2 − 6
= −8

aだけが負の数です。すべての文字へ同じ数を入れるのではなく、対応を守ります。

場面で検算する

x cm、横 y cmの長方形の周は 2x + 2y cmです。x = 3y = 5 なら、

2 × 3 + 2 × 5 = 16 cm

図の辺を直接足しても、3 + 5 + 3 + 5 = 16 cmです。別の方法で同じ値になれば、代入と式の両方を検算できます。

例題:同じ文字は同じ値

x² + xyx = 2y = 3 を代入します。

2² + 2 × 3
= 4 + 6
= 10

二か所のxにはどちらも2を入れます。yだけに3を入れます。

よくある間違いと戻り方

間違い:xとyの値を逆に入れる

原因は、値だけを記憶して式へ急いでいることです。対応表を一行ずつ作り、xの上に4、yの上に5と書き込みます。

間違い:3x+2yを5xyとまとめてから代入する

xの項とyの項は種類が違うため、係数を足してまとめられません。まず元の形へそれぞれ代入します。同類項は次のセクションで詳しく扱います。

間違い:代入後も文字が残る

すべての文字を置き換えられていません。代入する文字の一覧と、式の中に残った文字を照合します。

自分で確かめよう

  1. 2x + yx = 3y = 4 を代入しましょう。
  2. a − 2ba = −3b = 5 を代入しましょう。
  3. xy + yx = 2y = −1 を代入しましょう。
  4. x、横 y の長方形の面積 xyx = 4y = 6 を入れ、図形の計算と一致するか確かめましょう。
答えと考え方
  1. 2 × 3 + 4 = 10
  2. −3 − 2 × 5 = −13
  3. 2 × (−1) + (−1) = −3
  4. 4 × 6 = 24 で、縦×横の計算と一致します。

次のセクションへ

複数の文字にも正確に代入できました。次は、式を「項」というパーツへ分け、文字の前の係数や文字を含まない定数項を見つけます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。