複数の文字へ代入して検算しよう
このレッスンの役割
「代入と式の値」全4レッスンの4番目です。一つの文字への代入を、xとyなど複数の文字へ広げます。値の入れ違いを防ぎ、式の値を場面で確かめて次の「一次式のしくみ」へつなぎます。
おすすめの学び方
代入前に「文字・表す数量・入れる値」の対応表を作りましょう。負の数はかっこへ入れ、代入後に文字が残っていないか指差し確認します。
今日の問い
3x + 2y に x = 4、y = 5 を代入するとき、xとyを入れ違わずに計算するにはどうすればよいでしょう。
対応表を先に作る
| 文字 | 入れる数 |
|---|---|
| x | 4 |
| y | 5 |
表の対応どおり、同時に置き換えます。
3x + 2y
= 3 × 4 + 2 × 5
= 12 + 10
= 22
係数3はxへ、係数2はyへかかっています。
負の数を含む複数代入
2a − 3b に a = −1、b = 2 を代入します。
2a − 3b
= 2 × (−1) − 3 × 2
= −2 − 6
= −8
aだけが負の数です。すべての文字へ同じ数を入れるのではなく、対応を守ります。
場面で検算する
縦 x cm、横 y cmの長方形の周は 2x + 2y cmです。x = 3、y = 5 なら、
2 × 3 + 2 × 5 = 16 cm
図の辺を直接足しても、3 + 5 + 3 + 5 = 16 cmです。別の方法で同じ値になれば、代入と式の両方を検算できます。
例題:同じ文字は同じ値
x² + xy に x = 2、y = 3 を代入します。
2² + 2 × 3
= 4 + 6
= 10
二か所のxにはどちらも2を入れます。yだけに3を入れます。
よくある間違いと戻り方
間違い:xとyの値を逆に入れる
原因は、値だけを記憶して式へ急いでいることです。対応表を一行ずつ作り、xの上に4、yの上に5と書き込みます。
間違い:3x+2yを5xyとまとめてから代入する
xの項とyの項は種類が違うため、係数を足してまとめられません。まず元の形へそれぞれ代入します。同類項は次のセクションで詳しく扱います。
間違い:代入後も文字が残る
すべての文字を置き換えられていません。代入する文字の一覧と、式の中に残った文字を照合します。
自分で確かめよう
2x + yにx = 3、y = 4を代入しましょう。a − 2bにa = −3、b = 5を代入しましょう。xy + yにx = 2、y = −1を代入しましょう。- 縦
x、横yの長方形の面積xyにx = 4、y = 6を入れ、図形の計算と一致するか確かめましょう。
答えと考え方
2 × 3 + 4 = 10−3 − 2 × 5 = −132 × (−1) + (−1) = −34 × 6 = 24で、縦×横の計算と一致します。
次のセクションへ
複数の文字にも正確に代入できました。次は、式を「項」というパーツへ分け、文字の前の係数や文字を含まない定数項を見つけます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。