分配法則を面積で理解しよう
このレッスンの役割
「一次式と数の乗法・除法」全5レッスンの1番目です。一次式の加減を土台に、かっこの外の数を各項へかける理由を面積から理解します。
おすすめの学び方
公式を唱える前に、長方形を二つへ分けた図を見て「全体の面積=部分の面積の和」と説明しましょう。
今日の問い
3(x + 2) は、なぜ 3x + 6 になるのでしょう。3をxだけにかけて 3x + 2 ではいけないのでしょうか。
面積を二通りに表す
高さ3、横 x + 2 の長方形の面積は 3(x + 2) です。
横をxと2へ分ければ、二つの面積は 3x と 3 × 2 = 6 です。合計は 3x + 6。同じ長方形なので、
3(x + 2) = 3x + 6
となります。
分配法則
a(b + c) = ab + ac
a(b − c) = ab − ac
かっこの外のaを、中のすべての項へかけます。
例題
4(2x − 3)
= 4 × 2x − 4 × 3
= 8x − 12
よくある間違いと戻り方
間違い:3(x+2)=3x+2
3を最初の項だけにかけています。長方形の高さ3は、xの部分にも2の部分にも共通です。
間違い:4(2x−3)=8x−3
定数項−3にも4をかけます。かっこ内の各項へ矢印を伸ばしましょう。
間違い:かっこを外すと符号が勝手に変わる
正の数を分配するだけなら、中の符号は保ちます。負の数の分配は後のレッスンで扱います。
自分で確かめよう
2(x + 5)を展開しましょう。3(2a − 4)を展開しましょう。5(x + 1)を面積の言葉で説明しましょう。4(x+2)=4x+2の誤りを説明しましょう。
答えと考え方
2x + 106a − 12- 高さ5、横x+1の面積は、5xと5の和です。
- 2にも4をかける必要があります。
次のレッスンへ
分配法則の理由が分かりました。次は、正の数を一次式の各項へかける計算を手順として安定させます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。