わり算を分数で表そう
このレッスンの役割
「文字式の書き方」全4レッスンの4番目です。積の書き方を整えたあと、文字を含む商の標準的な書き方を学びます。このレッスンが終われば、文字式の基本的な表記を一通り使えます。
おすすめの学び方
分数線を「わる」と読み、分子と分母の位置を声に出して確認しましょう。迷ったら、文字へ具体的な数を入れて、元のわり算と同じ値になるか確かめます。
今日の問い
x ÷ 3 を ÷ を使わずに書くと、x/3 と 3/x のどちらでしょう。
わり算は分数で表せる
分数は、わり算を表す書き方でもあります。
6 ÷ 3 = 6/3
x ÷ 3 = x/3
割られる数が分子、割る数が分母です。
| わり算 | 分数での表し方 |
|---|---|
a ÷ 5 |
a/5 |
3 ÷ x |
3/x |
(x + 2) ÷ 4 |
(x + 2)/4 |
a ÷ b |
a/b |
ここで a/b は、この画面では横線の代わりにスラッシュで表しています。「aをbで割る」と読みます。
順序を逆にしない
x ÷ 3 と 3 ÷ x は別の計算です。
x = 6 を入れて比べます。
x ÷ 3 = 6 ÷ 3 = 2
3 ÷ x = 3 ÷ 6 = 1/2
値が違うので、分子と分母を逆にできません。「何を」「何で」割るかを、元の式からそのまま移します。
まとまり全体を割る
x + 2 全体を4で割るなら、分子全体をかっこでまとめます。
(x + 2) ÷ 4 = (x + 2)/4
x + 2/4 と書くと、4で割られるのは2だけに見えます。何が一つのまとまりなのかを分数の形でも保ちます。
反対に、4を x + 2 全体で割るなら、
4 ÷ (x + 2) = 4/(x + 2)
です。
例題:12a÷5を整える
12 × a ÷ 5 は、先に積を 12a と書き、それを5で割ります。
12 × a ÷ 5 = 12a ÷ 5 = 12a/5
a = 5 を入れると、元の式は 12 × 5 ÷ 5 = 12、分数の式も 12 × 5 / 5 = 12 です。同じ値になることを確認できます。
よくある間違いと戻り方
間違い:x÷3を3/xと書く
原因は「3分のx」という日本語の順序に引っぱられたことです。元の計算で、割られる x に丸、割る3に四角を付け、分子と分母へそのまま移しましょう。
間違い:(x+2)÷4をx+2/4と書く
原因は、割られるまとまりを保っていないことです。分数線はかっこのように、分子全体と分母全体をまとめる働きがあります。
間違い:a/bをaとbの比だけだと思う
分数や比として見る場面もありますが、文字式では a ÷ b という計算を表します。ただし、0で割ることはできないので、分母の b は0ではありません。
自分で確かめよう
y ÷ 7を分数で表しましょう。5 ÷ aを分数で表しましょう。(n − 1) ÷ 3を分数で表しましょう。2x ÷ 5へx = 10を入れ、元の式と分数の式の値が同じか確かめましょう。
答えと考え方
y/75/a(n − 1)/32 × 10 ÷ 5 = 4、2 × 10 / 5 = 4で同じです。
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文字式の基本的な書き方を一つずつ身につけました。次は、代金・速さ・図形・割合などの場面から、数量の関係を自分で文字式にします。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。