同類項をまとめられる理由
このレッスンの役割
「一次式の加法・減法」全5レッスンの1番目です。前のセクションで項と係数を見分けました。ここでは、どの項ならまとめてよいかを、計算手順より先に意味から理解します。
おすすめの学び方
文字をリンゴや長さなどの同じ単位へ置き換えて考えましょう。「文字が同じだから」だけでなく、「同じ種類の量だから係数を足せる」と説明できることが目標です。
今日の問い
3x + 2x は 5x にできます。なぜ 3x + 2 は 5x にできないのでしょう。
同じ種類の量はまとめられる
xを「1袋に入ったリンゴの数」と考えます。3x は同じ袋が3つ、2x は同じ袋が2つです。
3x + 2x
= (3 + 2)x
= 5x
xそのものを足すのではなく、xが何個分あるかを表す係数3と2を足しています。
同類項とは
文字の部分が同じ項を同類項といいます。
| 組 | 同類項か | 理由 |
|---|---|---|
3x と −5x |
はい | 文字部分がxで同じ |
2a と 7a |
はい | 文字部分がaで同じ |
3x と 3y |
いいえ | 文字が違う |
4x と4 |
いいえ | 一方は文字項、他方は定数項 |
2x と 2x² |
いいえ | 文字の次数が違う |
定数項どうしも同じ種類なので、まとめられます。
3x + 4 + 2x − 1
= 5x + 3
例題:符号を含めてまとめる
7x − 10x は、
7x + (−10x)
= (7 − 10)x
= −3x
です。文字xは残し、係数を符号ごと計算します。
よくある間違いと戻り方
間違い:3x+2を5xとする
x個の量と、ただの2は種類が違います。x = 4 を入れると元は14、5x は20で一致しません。
間違い:3x+2xを5x²とする
たし算では文字の次数は増えません。x² は x × x という乗法です。今はxが何個分あるかを足しています。
間違い:7x−10xを3xとする
係数を符号付きで 7 + (−10) と計算します。絶対値だけを引いて正にしません。
自分で確かめよう
4x + 3xをまとめましょう。5a − 8aをまとめましょう。2x + 3yを一つの項にできない理由を説明しましょう。3x + 5 + 2x − 1を整理しましょう。
答えと考え方
7x−3a- 文字部分が違い、同じ種類の量ではないからです。
5x + 4
次のレッスンへ
同類項だけをまとめられる理由が分かりました。次は、一次式に一つの数を足したり引いたりし、定数項だけが変わることを確かめます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。