LESSON 01

一次式の加法・減法

同類項をまとめられる理由

同じ種類の量として同類項を捉え、係数だけを計算できる理由を説明する。

同類項をまとめられる理由

このレッスンの役割
「一次式の加法・減法」全5レッスンの1番目です。前のセクションで項と係数を見分けました。ここでは、どの項ならまとめてよいかを、計算手順より先に意味から理解します。

おすすめの学び方

文字をリンゴや長さなどの同じ単位へ置き換えて考えましょう。「文字が同じだから」だけでなく、「同じ種類の量だから係数を足せる」と説明できることが目標です。

今日の問い

3x + 2x5x にできます。なぜ 3x + 25x にできないのでしょう。

同じ種類の量はまとめられる

xを「1袋に入ったリンゴの数」と考えます。3x は同じ袋が3つ、2x は同じ袋が2つです。

3x + 2x
= (3 + 2)x
= 5x

xそのものを足すのではなく、xが何個分あるかを表す係数3と2を足しています。

同類項を同じ袋としてまとめる図 xの袋が3つと2つあり、合わせてxの袋5つになる xxxxx + 5x 同じxの個数だけを 3+2 と計算する

同類項とは

文字の部分が同じ項を同類項といいます。

同類項か 理由
3x−5x はい 文字部分がxで同じ
2a7a はい 文字部分がaで同じ
3x3y いいえ 文字が違う
4x と4 いいえ 一方は文字項、他方は定数項
2x2x² いいえ 文字の次数が違う

定数項どうしも同じ種類なので、まとめられます。

3x + 4 + 2x − 1
= 5x + 3

例題:符号を含めてまとめる

7x − 10x は、

7x + (−10x)
= (7 − 10)x
= −3x

です。文字xは残し、係数を符号ごと計算します。

よくある間違いと戻り方

間違い:3x+2を5xとする

x個の量と、ただの2は種類が違います。x = 4 を入れると元は14、5x は20で一致しません。

間違い:3x+2xを5x²とする

たし算では文字の次数は増えません。x × x という乗法です。今はxが何個分あるかを足しています。

間違い:7x−10xを3xとする

係数を符号付きで 7 + (−10) と計算します。絶対値だけを引いて正にしません。

自分で確かめよう

  1. 4x + 3x をまとめましょう。
  2. 5a − 8a をまとめましょう。
  3. 2x + 3y を一つの項にできない理由を説明しましょう。
  4. 3x + 5 + 2x − 1 を整理しましょう。
答えと考え方
  1. 7x
  2. −3a
  3. 文字部分が違い、同じ種類の量ではないからです。
  4. 5x + 4

次のレッスンへ

同類項だけをまとめられる理由が分かりました。次は、一次式に一つの数を足したり引いたりし、定数項だけが変わることを確かめます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。