加減混合の誤りを見つけよう
このレッスンの役割
「一次式の加法・減法」全5レッスンの5番目です。正しい計算をするだけでなく、誤った途中式から原因を特定し、戻るレッスンを判断します。
おすすめの学び方
答えだけを直さず、「どの行で」「どの規則を破ったか」を言葉にしましょう。①かっこの符号、②同類項、③係数計算の順で点検します。
今日の問い
次の誤答は、どこで間違えたでしょう。
(4x + 3) − (2x − 5)
= 4x + 3 − 2x − 5
= 2x − 2
誤り1:引く式の符号変更
正しくは、
(4x + 3) − (2x − 5)
= 4x + 3 − 2x + 5
= 2x + 8
−5 をさらに引くので +5 です。誤答は、かっこ内の二つ目の項の符号を変えていません。
誤り2:同類項ではない項をまとめる
3x + 4 + 2x
= 9x ← 誤り
4は定数項なのでxの係数へ足せません。正しくは 5x + 4 です。
誤り3:係数の符号計算
2x − 7x = 5x ← 誤り
係数は 2 − 7 = −5 なので、正しくは −5x です。
検算で誤りを発見する
元の式と整理後の式へ同じ数を代入します。最初の例へ x = 1 を入れると、元の式は10、誤答 2x − 2 は0です。値が違うので、どこかで式の意味を変えたと分かります。
ただし、偶然同じ値になることもあるため、代入検算は2つの値で行うか、途中式の規則確認と組み合わせます。
戻るレッスンを選ぶ
| 誤り | 戻る内容 |
|---|---|
| x項と定数項をまとめた | 同類項をまとめられる理由 |
| 加法で符号を変えた | 一次式どうしをたそう |
| 減法で一部しか符号を変えない | 一次式どうしを引こう |
| 係数の正負を誤った | 正負の数の加法・減法 |
よくある間違いと戻り方
間違い:正解を見て答えだけ書き換える
原因が残るため、次の問題でも同じ誤りが起きます。誤った行へ印を付け、規則を一文で書きましょう。
間違い:途中式を省いて診断できない
加減が混ざる問題では、かっこを外した行を必ず残します。符号変更と同類項計算を別の行にします。
間違い:検算が合えば途中式は何でもよいと思う
数学では根拠を保った変形が必要です。検算は誤り発見の補助であり、正しい理由の代わりではありません。
自分で確かめよう
(3x+2)−(x−4)=2x−2の誤りを直しましょう。5a+3−2a=6aの誤りを説明しましょう。−2x+5x=−7xの誤りを直しましょう。- 一次式の加減を点検する三つの順序を答えましょう。
答えと考え方
2x+6。−4の符号を+4へ変えます。- 3は定数項なのでa項とまとめられません。正しくは
3a+3です。 3x- かっこの符号、同類項、係数計算です。
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一次式の加法・減法を、意味・手順・誤答診断まで固めました。次は分配法則を面積から理解し、一次式と数の乗法・除法へ進みます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。