項を符号ごとに分けよう
このレッスンの役割
「一次式のしくみ」全4レッスンの1番目です。代入して式全体を扱った後、式を構成するパーツへ分けます。後で同類項をまとめるための土台です。
おすすめの学び方
項へ分けるときは、たし算の形へ直し、直前の符号を項に付けたまま囲みましょう。計算はまだせず、式の構造を見る練習に集中します。
今日の問い
3x − 5 + 2y の項は、3x、5、2y でしょうか。それとも 3x、−5、2y でしょうか。
項は加法で結ばれた一まとまり
ひき算を「負の数を足す」と見れば、式を項へ分けられます。
3x − 5 + 2y
= 3x + (−5) + 2y
したがって項は、3x、−5、2y です。符号は項の一部です。
| 式 | 項 |
|---|---|
4x + 7 |
4x、7 |
5a − 3 |
5a、−3 |
−x + 2y − 6 |
−x、2y、−6 |
乗法の途中では分けない
3(x + 2) は、3と x+2 の積です。かっこの中にはxと2という項がありますが、式全体を展開する前に 3x と6へ勝手に分けません。
一方、3x + 6 は加法で結ばれているので、項は 3x と6です。
例題:符号に印を付ける
−2a + 4 − b を分けます。
(−2a) + (+4) + (−b)
項は −2a、4、−b です。最初の項の負号も忘れません。
よくある間違いと戻り方
間違い:−5を5と答える
原因は、区切りの記号として−だけを切り離したことです。−5 = +(−5) と見て、負号を項へ付けます。
間違い:3xを3とxの二つの項に分ける
3とxはかけ算で結ばれた一つの項です。項を分ける境目は加法・減法であり、乗法ではありません。
間違い:かっこの中だけを見て式全体の項とする
まず式の一番外側の計算を見ます。かっこの外が乗法なら、展開するまでは全体が積の形です。
自分で確かめよう
2x + 9の項を答えましょう。4a − 7 + bの項を答えましょう。−3x − 2y + 5の項を答えましょう。5xが5とxの二つの項ではない理由を説明しましょう。
答えと考え方
2x、94a、−7、b−3x、−2y、5- 5とxは加法ではなく乗法で結ばれた一まとまりだからです。
次のレッスンへ
項を符号ごとに分けられました。次は、各項の文字にかかる数を係数、文字を含まない項を定数項として見つけます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。