加減法と代入法を選ぼうを理解しよう
このレッスンの役割
このセクションの入口です。前までに加減法と代入法をそれぞれ使えるようになりました。ここからは、式の形を見て計算が短く安全になる方法を選ぶ力を育てます。
おすすめの学び方
答えを出す前に、使う方法と理由を一文で書きます。「いつも加減法」ではなく、式のどこを見たかを説明しましょう。
今日の問い
同じ連立方程式を二つの方法で解けるなら、どちらを選べばよいのでしょうか。
二つの方法の共通点
加減法も代入法も、二文字を一文字へ減らす方法です。違いは、文字を減らす操作にあります。
| 方法 | 文字を減らす操作 | 向きやすい形 |
|---|---|---|
| 加減法 | 二つの式を足す・引く | 係数が同じ、反対、そろえやすい |
| 代入法 | 文字を等しい式へ置き換える | x=…、y=…、係数1の文字がある |
どちらを使っても、正しく計算すれば同じ解になります。
例で比べよう
x+y=7
x−y=1
y の係数が1と−1なので、二式を足す加減法ならすぐ 2x=8 です。
一方、最初の式から x=7−y として代入することもできますが、変形と分配が増えます。この形では加減法の方が短いと判断できます。
次に、
y=2x−1
3x+y=9
では、y がすでに表されているので代入法なら 3x+(2x−1)=9 と一手で一文字になります。
選択の順番
- x=… または y=… があるか
- 係数が同じ・反対か
- 一回の数倍で係数がそろうか
- 分数や大きな数を避けられるか
方法は正解・不正解だけでなく、速さとミスの少なさで選びます。
よくある間違いと戻り方
直前に習った方法をすべての式へ使う誤りがあります。解き始める前に「この形なら何手で文字が消えるか」を見積もります。どちらも同程度なら、自分が検算しやすい方法で構いません。
自分で確かめよう
- x+y=5、x−y=3 はどちらが向きますか。
- y=3x+2、2x+y=12 はどちらが向きますか。
- 二つの方法の共通目的を説明してください。
- 方法選択で「短い」以外に見ることを一つ挙げてください。
次のレッスンへ
次は、加減法が特に向く式の特徴を詳しく見分けます。