かっこ・小数・分数を含む連立方程式を理解しよう
このレッスンの役割
このセクションの入口です。前のセクションで解法を選べるようになりました。今回は、かっこ・小数・分数を含む式を見ても、まず基本形へ整理すれば同じ方法で解けることを理解します。
おすすめの学び方
複雑なまま解こうとせず、「整理」と「連立方程式を解く」を二段階に分けます。各式を一本ずつ整えてから係数を比べましょう。
今日の問い
0.2xや分数、かっこがある式は、新しい解き方を覚えなければならないのでしょうか。
基本形へ戻す
目標は ax+by=c の形です。
| 見た目 | 最初の操作 |
|---|---|
| 2(x+y)=10 | 分配法則でかっこを外す |
| 0.2x+0.5y=3 | 10倍して整数にする |
| x/2+y/3=4 | 分母の最小公倍数6を掛ける |
どの操作も方程式の両辺全体に行うので、解は変わりません。
例題で全体像を見よう
0.2x+0.1y=0.8
x−y=1
第一式を10倍します。
2x+y=8
x−y=1
これで基本形になりました。二式を足すと 3x=9、x=3。x−y=1へ戻して y=2。解は (3,2) です。
複雑だったのは見た目だけで、整理後は学習済みの加減法です。
解く順番
- かっこを外す
- 小数を整数にする
- 分数の分母をなくす
- 同類項をまとめ、基本形にする
- 加減法か代入法を選ぶ
- 二つの元の式で検算する
よくある間違いと戻り方
式を整理しながら同時に文字を消すと、操作の目的が混ざります。まず一本の方程式だけを等価な基本形へ直します。右辺や一部の項へ掛け忘れた場合は、両辺全体へ同じ操作をする一次方程式の原則へ戻ります。
自分で確かめよう
- 3(x+y)=12 を基本形へ直してください。
- 0.3x−0.2y=1 を整数の式へ直してください。
- x/2+y/4=3 の分母をなくしてください。
- 整理と解法選択を分ける理由を説明してください。
次のレッスンへ
次は、分配法則を使ってかっこを外し、同類項をまとめます。