消す文字と最小公倍数を選ぼう
このレッスンの役割
前のレッスンで係数をそろえる全体像を見ました。ここではまだ数倍せず、消す文字と目標係数を選ぶ判断へ集中します。
おすすめの学び方
x列とy列の係数について最小公倍数を別々に書き、必要な倍率が小さい方を選びます。
今日の問い
3x+2y=7と2x−5y=−1では、xとyのどちらを消すと計算が少ないでしょうか。
xを消す場合
xの係数3と2の最小公倍数は6です。
一式目を2倍、二式目を3倍すれば6xにそろいます。
yを消す場合
yの係数2と−5の最小公倍数は10です。
一式目を5倍、二式目を2倍する必要があります。
この例ではxを消す方が倍率が小さく、計算しやすい選択です。
符号も利用する
係数を6と6へそろえれば引き、6と−6へそろえれば足します。倍率を掛けた後の符号まで予測しましょう。
選択を表で比べる
| 消す文字 | 目標係数 | 必要な倍率 |
|---|---|---|
| x | 6 | 2倍と3倍 |
| y | 10 | 5倍と2倍 |
この表ではxを消す方が数が小さく、途中計算を短くできます。どちらを選んでも正しく計算すれば同じ解になります。
よくある間違いと戻り方
- 必ずxを消す
→ 両文字の倍率を比べます。 - 最小公倍数でなく積だけを使う
→ 共通倍数のうち最小を選びます。 - 符号を無視する
→ そろえた後に足すか引くかも決めます。
自分で確かめよう
- 係数4と6の最小公倍数は何ですか。
- 2x+3y、5x−6yならどちらを消しやすいですか。
- x係数3と−2を何へそろえられますか。
- 消す文字を選ぶ基準を説明してください。
次のレッスンへ
次は、選んだ倍率を方程式の全項と右辺へ正しく掛けます。