方程式全体を同じ数倍しよう
このレッスンの役割
前のレッスンで消す文字と倍率を選びました。ここでは方程式全体を数倍し、等しさを保った新しい式を作ります。
おすすめの学び方
方程式全体を大きなかっこで囲み、左辺の各項と右辺へ矢印を付けます。数倍後は元の解を一組代入して等価か確かめます。
今日の問い
2x−3y=5を−2倍すると、右辺と各項はどう変わるでしょうか。
全項へ掛ける
2x−3y=5を−2倍します。
(−2)×2x+(−2)×(−3y)=(−2)×5
よって、
−4x+6y=−10
です。
二式を変える例
3x+2y=7を2倍すると6x+4y=14です。
2x−y=1を3倍すると6x−3y=3です。
xの係数が同じ6になり、引けばxを消せます。
解は変わらない
元の式を0でない数倍した式は同じ解を持ちます。0倍すると0=0となり情報が失われるため使いません。
よくある間違いと戻り方
- 最初の項だけ掛ける
→ 分配法則で全項へ掛けます。 - 負数倍で符号を一つだけ変える
→ 各積の符号を別々に計算します。 - 0倍して係数をそろえる
→ 条件そのものが消えるため不可です。
自分で確かめよう
- x+2y=4を3倍してください。
- 2x−y=5を−2倍してください。
- 3x+2y=7と2x−y=1のx係数を6へそろえてください。
- 0倍できない理由を説明してください。
次のレッスンへ
次は、係数をそろえた二式を加減し、解の組まで求めます。