LESSON 01

文章から二つの式を作ろう

立式の誤答を診断しよう

未知数の定義、単位、係数、独立した条件の典型誤答を分類し、文章へ戻って修正します。

立式の誤答を診断しよう

このレッスンの役割

「文章から二つの式を作ろう」セクションの出口です。文字の定義、数量表、二つの条件を統合し、立式の誤答を原因から直します。

おすすめの学び方

式だけを眺めず、各項の上に「何の量・単位か」を書きます。誤りを「定義」「単位」「係数」「条件不足」「解釈」に分類しましょう。

今日の問い

計算は正しいのに文章題の答えが違うとき、立式のどこを確認すればよいでしょうか。

典型誤答

鉛筆80円をx本、ノート150円をy冊、合計10点、代金1,010円。

誤答 原因 修正
x+y=1010 個数と円の混同 x+y=10
80+150=1010 個数を使っていない 80x+150y=1010
80x+150y=10 左右の単位不一致 右辺は1010円
x+y=10、2x+2y=20 同じ条件の反復 代金の条件を使う
答え(7,3)だけ 文字の意味へ戻していない 鉛筆7本、ノート3冊

診断手順

  1. x・yの定義と単位があるか
  2. 各項が何を表すか言えるか
  3. 等号の左右が同じ種類の量か
  4. 二本が別々の条件か
  5. 解が現実的な範囲か
  6. 元の文章の全条件で検算したか

診断例

大人500円、子ども300円、合計20人、8,000円で、500x+300y=20 とした。

左辺は円、右辺は人なので単位が一致しません。人数は x+y=20、代金は 500x+300y=8000 と分けます。

よくある間違いと戻り方

計算ミスだと思って何度も解き直す前に、立式へ解を代入して文章の条件を満たすか確かめます。単位が合わなければ数量表、係数の意味が曖昧なら「単価×個数」の横関係へ戻ります。

自分で確かめよう

  1. 120x+80y=12 の単位の誤りを直してください。
  2. x+y=10 と 3x+3y=30 が二条件にならない理由を説明してください。
  3. 解(x,y)=(4,6)を文章の答えへ書き換えてください。
  4. 自分の立式を確認する六段階から三つ答えてください。

次のセクションへ

次は、代金・個数・速さ・割合という代表的な文章題で、立式と解釈を使い分けます。