LESSON 01

平方公式・平方差を使う因数分解

特殊な因数分解の形を見分けよう

完全平方・平方差・一般の二数探索を式の項数、符号、中央項から選び分け、誤適用を診断します。

特殊な因数分解の形を見分けよう

このレッスンの役割

特殊な因数分解の仕上げです。三つの公式と一般の二数探索を、式の形から選び分けます。

おすすめの学び方

共通因数、項数、先頭と最後の平方、中央項の順に確認します。最初に当てはまった条件で止めず、必要条件を全部見ます。

今日の問い

x²+6x+8とx²+6x+9は似ていますが、なぜ使う方法が違うのでしょうか。

形を比べる

x²+6x+9は、9=3²、6x=2×x×3なので、

(x+3)²

です。

x²+6x+8は中央が完全平方の条件に合いません。和6、積8の2と4を探し、

(x+2)(x+4)

です。

二項なら平方差を確認

4x²−9は二つの平方の差なので、

(2x+3)(2x−3)

です。

選択の順序

  1. 共通因数をくくる
  2. 三項で完全平方か
  3. 二項で平方差か
  4. x²+px+qなら二数を探す
  5. 展開して検算する

よくある間違いと戻り方

先頭と最後が平方だけで完全平方と判断する誤りがあります。中央が±2ABかを必ず計算します。

自分で確かめよう

  1. x²+10x+25を因数分解してください。
  2. x²+10x+24を因数分解してください。
  3. 9x²−16を因数分解してください。
  4. 1と2の選択理由の違いを説明してください。

入試での判断記録

式の横に「共通因数→項数→平方→中央」の順で短く印を残します。選択理由が見え、誤答でもどこまで正しかったか確認できます。

次のセクションへ

次は、共通因数を先にくくる問題や、同じ式のまとまりを置き換える複雑な因数分解へ進みます。