LESSON 01

複雑な因数分解と置き換え

複雑な因数分解と置き換えを理解しよう

複雑に見える式でも、共通因数と同じ式のまとまりを見つけ、最初の一手を選べるようにする。

複雑な因数分解と置き換えを理解しよう

このレッスンの役割

このレッスンは「複雑な因数分解と置き換え」の1 / 5、入口です。前のセクションで学んだ因数分解公式を受け取り、式全体を見て最初の一手を選びます。完成の目安は、「共通因数を探す」「同じまとまりを探す」のどちらから始めるか説明できることです。

おすすめの学び方

すぐに計算を始めず、式へ印を付けます。全項に共通する数や文字には下線を引き、繰り返す式は丸で囲みましょう。

今日の問い

長い式を見たとき、どこから手を付ければよいのでしょうか。

式の外側の構造を見よう

まず全項に共通する因数を探します。

2x²+8x = 2x(x+4)

次に、同じ式のまとまりが繰り返されていないか見ます。

(x+1)²+3(x+1)

ここでは x+1 を一つのまとまりとして見ると、A²+3A と同じ形です。複雑さは文字数ではなく、見えていないまとまりから生まれます。

見える特徴 最初の一手
全項に同じ数・文字がある 共通因数でくくる
同じ式が何度も現れる その式を一文字に置き換える
くくった中が公式の形になる さらに因数分解する

ミニ例題

3x³−12x を因数分解します。

  1. 全項に 3x があるので、3x(x²−4)
  2. かっこの中は平方差なので、x²−4=(x+2)(x−2)
  3. 答えは 3x(x+2)(x−2)

最初から平方差だけを探すのではなく、外側から一段ずつ簡単にしました。

よくある間違いと戻り方

公式の形を探すことに集中し、共通因数を見落とすことがあります。迷ったら「全項に割り切れる数はあるか」「すべての項に同じ文字があるか」へ戻ります。

自分で確かめよう

6x²+9xで最初にすることは?

全項の共通因数 3x でくくり、3x(2x+3) とします。

(x−2)²+5(x−2)で注目するまとまりは?

二度現れる x−2 です。次の学習では、これを一文字に置き換えます。

次の「共通因数を先にくくろう」へ

次は、共通因数を最初に取り出し、残った式も最後まで因数分解する手順を身につけます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。