LESSON 01

計算・数の性質・図形への利用とマスターチェック

展開・因数分解を総合確認しよう

目的に応じて展開と因数分解のどちらを使うか判断し、単元全体の技能を見渡す。

展開・因数分解を総合確認しよう

このレッスンの役割

このレッスンは最終セクションの1 / 5、単元の見取り図です。前のセクションまでで身につけた展開と因数分解を受け取り、問題の目的から使う方向を選びます。中心技能は「和にするか、積にするか」を理由付きで判断することです。

おすすめの学び方

計算前に、問題の横へ「展開」または「因数分解」と書き、その理由を一言で残します。同じ型を続けるより、異なる目的の問題を混ぜて選択を練習しましょう。

今日の問い

式を変形できるだけでなく、いつ展開し、いつ因数分解すればよいのでしょうか。

目的から方向を選ぼう

展開は、積の形を和の形へ変えます。値を計算したい、各項を比べたい、面積を部分に分けたいときに役立ちます。

因数分解は、和の形を積の形へ変えます。共通する因数を見たい、整数の性質を説明したい、後で方程式を解きたいときに役立ちます。

目的 選ぶ方向
近い数の積を工夫して計算 展開 103×97
式に共通する因数を見つける 因数分解 x²+3x
長方形を部分へ分ける 展開 (x+3)(x+2)
積の性質を使って説明する 因数分解 n²−n

ミニ例題

n²−n が偶数になる理由を考えます。

n²−n=n(n−1) と因数分解すると、連続する二整数の積です。連続する二整数の一方は必ず偶数なので、その積も偶数です。目的が「性質を説明する」だから、積の形が見える因数分解を選びました。

よくある間違いと戻り方

直前に習った方法を何にでも使うと、式は変形できても目的へ近づきません。迷ったら「答えで何を見えるようにしたいか」へ戻り、和と積のどちらが便利か考えます。

自分で確かめよう

98×102を工夫して計算するときの方向は?

(100−2)(100+2) と見て展開します。和と差の積を使えます。

x²−9から因数を見たいときの方向は?

因数分解です。(x+3)(x−3) となります。

次の「展開公式で計算を工夫しよう」へ

次は、基準になる数からの差を見つけ、展開公式で暗算しやすい形へ変えます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。