LESSON 01

計算・数の性質・図形への利用とマスターチェック

展開公式で計算を工夫しよう

100などの基準からの差を見つけ、平方公式や和と差の積で数の計算を簡単にする。

展開公式で計算を工夫しよう

このレッスンの役割

このレッスンは2 / 5、展開の活用です。目的から展開を選ぶ力を受け取り、数を基準値と差に分けて計算します。中心技能は、二つの数を a+ba−b の形として見抜くことです。

おすすめの学び方

答えを筆算で出す前に、100、50、10など近い切りのよい数との差を書きます。公式を使った後は、概算で桁が合うか確認してください。

今日の問い

103×97 を筆算せずに計算できるのはなぜでしょうか。

同じ基準からの差を見よう

103は100より3大きく、97は100より3小さい数です。

103×97=(100+3)(100−3)

和と差の積 (a+b)(a−b)=a²−b² を使うと、

100²−3²=10000−9=9991

となります。二つの数が同じ基準から反対向きに同じだけ離れていることが、公式を使える条件です。

平方も基準から考えよう

49²=(50−1)² と見ます。

(a−b)²=a²−2ab+b² より、

49²=2500−100+1=2401

中央の項 −2ab を忘れないことが大切です。

方法を選ぶ小さな表

数の形 使いやすい公式
基準から +b と −b 和と差の積
基準より少し大きい数の平方 和の平方
基準より少し小さい数の平方 差の平方

よくある間違いと戻り方

(50−1)²=50²−1² とする誤りがあります。平方差 a²−b² と差の平方 (a−b)² は別です。かっこ全体が二乗なら、中央の項がある平方公式へ戻ります。

自分で確かめよう

104×96を工夫して計算すると?

(100+4)(100−4)=10000−16=9984 です。

51²を公式で計算すると?

(50+1)²=2500+100+1=2601 です。

次の「因数分解で数の性質を説明しよう」へ

次は、和の形を積へ変え、整数が偶数やある数の倍数になる理由を説明します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。