積の形と和の形を見分けよう
このレッスンの役割
展開の意味の第2段階です。展開が積から和への変形だと理解したうえで、式の現在の形を見分けます。
おすすめの学び方
式の最も外側にある演算へ印を付けます。かっこの中の記号ではなく、式全体を最後につないでいる演算を見てください。
今日の問い
(x+2)(x−3)は、かっこの中に足し算と引き算があるのに、なぜ全体として積の形なのでしょうか。
最も外側の演算を見る
(x+2)(x−3)
は、二つのかっこの掛け算です。全体は積の形なので展開できます。
x²−x−6
は三つの項が加減でつながる和の形です。
例を分類する
| 式 | 全体の形 | 理由 |
|---|---|---|
| 3(x+1) | 積 | 3とかっこの積 |
| (a+b)² | 積 | 同じかっこを2回掛ける |
| 2x+5 | 和 | 2xと5の和 |
| x²−4 | 和・差 | x²と4の差 |
二乗も掛け算の省略なので、展開前の積の形です。
展開が必要か
すでに2x+6のような和の形なら、分配法則で外すかっこはありません。同類項があれば整理しますが、それは展開とは別の段階です。
よくある間違いと戻り方
かっこの中に+があるだけで和の形と判断する誤りがあります。式全体を大きく囲み、最後に行われる演算が掛け算か加減かを確認します。
自分で確かめよう
- 5(a−2)の形を答えてください。
- (x+4)(x+1)の形を答えてください。
- x²+5x+4の形を答えてください。
- (a−b)²が積の形である理由を説明してください。
次のレッスンへ
次は、積の形を面積図で表し、展開後に生まれる各項が図のどの部分かを対応させます。