因数分解で数の性質を説明しよう
このレッスンの役割
このレッスンは3 / 5、因数分解の活用です。計算の工夫とは逆に、式を積へ変えて数の性質を見えるようにします。中心技能は、因数分解した積から「なぜ必ずそうなるか」を言葉で説明することです。
おすすめの学び方
式変形だけで終わらず、最後の積にどんな整数が並ぶかを一文で説明します。「計算したらそうなった」ではなく、すべての整数で成り立つ理由を探しましょう。
今日の問い
どんな整数 n でも、n²−n が偶数になると言い切れるのはなぜでしょうか。
積の形にすると性質が見える
n²−n=n(n−1)
n と n−1 は連続する二つの整数です。連続する二整数では、必ず一方が偶数です。したがって、その積 n(n−1) は必ず偶数になります。
説明は次の三段階で書きます。
- 文字式を因数分解する
- 因数がどんな数か述べる
- 積全体の性質を結論にする
例題
n²+3n が3の倍数とは限らないことを確かめます。
n²+3n=n(n+3)
この積には、必ず3という因数があるわけではありません。たとえば n=1 なら値は4です。式に3が見えていても、式全体が3の倍数とは限りません。
一方、3n²+6n=3n(n+2) なら、積に因数3があるため必ず3の倍数です。
よくある間違いと戻り方
いくつかの数を代入して成り立っただけで「いつも成り立つ」と結論する誤りがあります。代入は予想の確認には使えますが、証明にはなりません。因数分解し、必ず含まれる因数を示すところへ戻ります。
自分で確かめよう
n²+nが偶数になる理由は?
n(n+1) と因数分解できます。連続する二整数の一方が偶数だからです。
5n²−10nが5の倍数になる理由は?
5n(n−2) と因数分解でき、積に必ず因数5が含まれるからです。
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次は、一つの図形の面積を「全体の積」と「部分の和」の二通りで表します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。