LESSON 01

総仕上げとマスターチェック

単元マスターチェック

一次方程式の単元全体を、計算と立式の両面から総点検する。できなかった問題がどのレッスンに戻ればよいかが分かる形にして、単元を締めくくる。

単元マスターチェック

このレッスンでできるようになること

  • 一次方程式の単元で身につけたことを、一枚の地図として言葉で説明できる
  • 計算と文章題を混ぜたマスターチェックに取り組み、自分の力を総点検できる
  • できなかった問題について、どのレッスンに戻ればよいかを自分で決められる

前のレッスンの確認

  • どんな形も一つの手順で解くの七つの手順:分母をはらう → 小数をなくす → かっこを外す → 移項 → 同類項をまとめる → 係数で割る → 確かめる
  • ミスの四つの種類:符号のミス/かけ忘れのミス/移項の取りちがえ/問われたものを答えないミス
  • 移項とは、項を、符号を変えて反対の辺へ移すこと
  • 答えの吟味とは、求めた値がその量としてありえるかを見ること

一次方程式の地図

この単元は、たくさんのレッスンをかけて一つの山を登ってきました。次の表は、セクションの名前ではなく、あなたができるようになったことの言葉で書いてあります。読みながら「これはできる」「これはあやしい」と印をつけてください。

できるようになったこと それを扱ったレッスン
場面を文字で表して等式にし、その等式の解が何かを言える 「場面のある文章を方程式にする」
等式の性質を使って、いちばん基本の四つの形を解ける 「わり算の方程式を解く/四つの形を見分ける」
移項で文字の項と数の項を左右に分け、両辺に文字がある形も解ける 「両辺に文字がある方程式を解く」
分配法則でかっこを外し、かっこの前がマイナスでも符号を正しく変えられる 「かっこの前がマイナスのとき」
両辺を10倍・100倍して小数を消し、最小公倍数をかけて分母をはらえる 「小数と分数の混合練習」
文章題を五つの手順で立式し、最後に答えを吟味できる 「文章題を最後まで解ききる」
速さ・割合・濃度を表に整理してから、等しい関係を式にできる 「速さと割合の混合練習」
比例式を \(ad = bc\) の形に直して解き、解が分かっている方程式から係数を求められる 「比例式と方程式の応用 混合練習」
年齢・整数・平均・やりとりを表で読み取って式にできる 「入試総合演習」
どんな形の方程式も一つの手順で解き、自分のミスを見つけて直せる 「どんな形も一つの手順で解く」

この十行が、そのまま単元の地図です。図にすると、道が二本に分かれてまた合流していたことが分かります。

一次方程式の単元の地図 ことばと式のきまりから始まり、等式の性質のあとで計算の道と立式の道の二本に分かれ、最後に総仕上げで合流して、その先の学習へ続くことを示した図 ことばと式のきまり 等式の性質で解く 移項でまとめる かっこを外す 小数と分数をなくす 文章題の五つの手順 速さ・割合・濃度 比と整数と表 総仕上げとマスターチェック この先へ 中学2年で学ぶこと 計算の道 立式の道

左の道は「与えられた式を確実に解く力」、右の道は「場面を式に直す力」です。入試の問題は、この二本のどちらか、または両方をまとめて問うてきます。だから総点検も、計算と文章題の両方でおこないます。

総点検のしかた

これから出す問題は、計算八問と文章題六問です。難しさは入試の標準からやや難にそろえてあります。取り組むときは、次の三つを守ってください。

一つめは、途中式を紙に残すこと。どの行で道をそれたのかが分かるのは途中式だけです。二つめは、全問で確かめまでやること。三つめは、まちがえた問題に印をつけておくこと。印のついた問題が、あなたの戻り先を教えてくれます。

答えには、問題ごとに「これができなかったら、このレッスンに戻る」という一行を入れてあります。その一行が、このレッスンでいちばん大事な部分です。

今日の問い

解けなかった問題が出てきたとき、次に何をすればよいでしょうか。もう一度同じ問題をにらむのではなく、戻る場所を自分で決められるようになるには、何を手がかりにすればよいでしょうか。

手がかりは二つあります。一つは、その問題が単元の地図のどこにあるか、つまり問題の型です。もう一つは、どこで道をそれたか、つまりミスの種類です。この二つが決まれば、戻り先は決まります。次の節で、その決め方を表にします。

よくある間違い

ここでは、まちがえたときの戻り方とあわせて見ていきます。まず、ミスの四つの種類ごとの戻り先です。

多かったミス 起きていること 戻るレッスン
符号のミス 移項したのに符号を変えていない、かっこの前のマイナスを配り忘れている 「かっこの前がマイナスのとき」「なぜ符号が変わるのか」
かけ忘れのミス 両辺にかけた数を、一部の項にしかかけていない 「分数の方程式から分母をなくす」「小数の方程式を整数に直す」
移項の取りちがえ 移したのに、もとの辺から項を消していない 「移項とは何か」
問われたものを答えないミス \(x\) は求めたが、問題が聞いているのは別の量だった 「文章題を最後まで解ききる」「立式の総点検」

言葉だけでは分かりにくいので、実際にやってみせます。

まちがい1:かっこの前のマイナスを配り忘れる

\(5(x - 2) - 3(x - 4) = 8\) を解くときに、こう書いてしまう人がいます。

✗  5x − 10 − 3x − 12 = 8
○  5x − 10 − 3x + 12 = 8

\(-3\) をかっこの中の \(-4\) にかけると \(+12\) です。マイナスとマイナスをかけたのだから、符号はプラスに変わります。✗ の式のまま進めると \(2x - 22 = 8\) となり、\(x = 15\) という答えが出ます。これを元の式に入れてみます。

左辺 = 5 × (15 − 2) − 3 × (15 − 4) = 5 × 13 − 3 × 11 = 65 − 33 = 32
右辺 = 8
左辺 と 右辺 がちがうので x=15 は解ではない

\(32\)\(8\) ではまったく合いません。正しく \(+12\) とすれば \(2x + 2 = 8\)\(x = 3\) です。符号を一つ落としただけで、これほどずれます。

まちがい2:両辺にかけた数を一部にしかかけない

\(0.6(x - 1) = \dfrac{x}{5} + 1.2\) の両辺を10倍するとき、こう書いてしまう人がいます。

✗  6(x − 1) = 2x + 1.2
○  6(x − 1) = 2x + 12

両辺を10倍するというのは、右辺のすべての項を10倍するということです。\(1.2\) を10倍すれば \(12\) になります。✗ のまま進めると \(6x - 6 = 2x + 1.2\) から \(x = 1.8\) となります。確かめてみます。

左辺 = 0.6 × (1.8 − 1) = 0.6 × 0.8 = 0.48
右辺 = 1.8 ÷ 5 + 1.2 = 0.36 + 1.2 = 1.56
左辺 と 右辺 がちがうので x=1.8 は解ではない

正しく \(6x - 6 = 2x + 12\) とすれば \(4x = 18\) となり、\(x = 4.5\) です。

かけ忘れは、消し忘れた小数点や分数の形で必ず残ります。両辺に数をかけたあとの式に小数や分母が残っていたら、かけ忘れを疑ってください。

まちがい3:問われたものを答えない

「品物の個数を求めなさい」と聞かれているのに、\(x\) とおいたのが金額だった、という取りちがえです。これは計算では見つかりません。防ぐ方法は一つだけで、解いたあとに問題文の最後の一文をもう一度読むことです。\(x\) が何を表す文字だったかを、立式のときに単位まで書いておけば、読み返した瞬間に気づけます。

自分で確かめよう

紙に書いてから、答えを開いてください。まず計算八問です。

  1. \(3(2x - 5) - 4(x - 3) = 7\)
  2. \(2 - 3(x - 4) = 5(2 - x) + 6\)
  3. \(0.3x - 1.4 = 0.05x + 0.85\)
  4. \(0.4(x - 3) = \dfrac{x}{2} - 2.5\)
  5. \(\dfrac{x - 2}{3} - \dfrac{2x - 9}{4} = 1\)
  6. \(\dfrac{5x - 3}{6} - \dfrac{x - 4}{2} = \dfrac{x}{4} + 1\)
  7. \((2x + 1) : 7 = (x + 4) : 4\)
  8. 方程式 \(3x + 2 = 5x - 6\) の解と、\(x\) についての方程式 \(ax - 7 = 2x + a\) の解が同じであるとき、\(a\) の値を求めなさい。

続いて文章題六問です。

  1. 画用紙を子どもに配ります。\(1\) 人に \(5\) 枚ずつ配ると \(12\) 枚余り、\(1\) 人に \(6\) 枚ずつ配ると \(9\) 枚たりません。子どもの人数と画用紙の枚数を求めなさい。
  2. \(1\)\(130\) 円のパンと \(1\)\(200\) 円のサンドイッチを、合わせて \(15\) 個買ったところ、代金の合計は \(2440\) 円でした。パンを何個買いましたか。
  3. \(1800\) m はなれたA地点とB地点から、ゆうさんはA地点を分速 \(52\) m で、そらさんはB地点を分速 \(98\) m で、向かい合って同時に出発しました。\(2\) 人が出会うのは出発してから何分後で、その地点はA地点から何 m のところですか。
  4. ある品物に原価の \(4\) 割の利益を見こんで定価をつけました。売れないので定価より \(300\) 円安くして売ったところ、利益は原価の \(2\)\(5\) 分になりました。この品物の原価を求めなさい。
  5. \(6\)%の食塩水 \(400\) g から水を蒸発させて、\(8\)%の食塩水にします。蒸発させる水は何 g ですか。
  6. \(2\) けたの整数があります。十の位の数と一の位の数の和は \(11\) で、十の位と一の位を入れかえてできる数は、もとの整数より \(27\) 大きくなります。もとの整数を求めなさい。
答えと考え方

1

この行でしたこと
\(3(2x - 5) - 4(x - 3) = 7\) もとの式
\(6x - 15 - 4x + 12 = 7\) 分配法則でかっこを外した。\(-4 \times (-3) = +12\)
\(2x - 3 = 7\) 同類項をまとめた
\(2x = 10\) \(-3\) を移項した
\(x = 5\) 両辺を係数の2で割った

確かめ

左辺 = 3 × (2 × 5 − 5) − 4 × (5 − 3) = 3 × 5 − 4 × 2 = 15 − 8 = 7
右辺 = 7
左辺 = 右辺 なので x=5 は解

答え \(x = 5\)

できなかったら「かっこの前がマイナスのとき」に戻る。

2

この行でしたこと
\(2 - 3(x - 4) = 5(2 - x) + 6\) もとの式
\(2 - 3x + 12 = 10 - 5x + 6\) 両方のかっこを外した
\(-3x + 14 = -5x + 16\) 左辺と右辺それぞれで同類項をまとめた
\(-3x + 5x = 16 - 14\) 文字の項を左辺へ、数の項を右辺へ移項した
\(2x = 2\) 両辺をまとめた
\(x = 1\) 両辺を2で割った

確かめ

左辺 = 2 − 3 × (1 − 4) = 2 − 3 × (−3) = 2 + 9 = 11
右辺 = 5 × (2 − 1) + 6 = 5 + 6 = 11
左辺 = 右辺 なので x=1 は解

答え \(x = 1\)

できなかったら「かっこが二つある方程式に挑む」に戻る。

3

この行でしたこと
\(0.3x - 1.4 = 0.05x + 0.85\) もとの式
\(30x - 140 = 5x + 85\) 小数第2位まであるので両辺を100倍した
\(30x - 5x = 85 + 140\) 移項した
\(25x = 225\) 両辺をまとめた
\(x = 9\) 両辺を25で割った

10倍では \(0.05x\)\(0.5x\) のままで小数が残ります。いちばん細かい位に合わせて100倍します。

確かめ

左辺 = 0.3 × 9 − 1.4 = 2.7 − 1.4 = 1.3
右辺 = 0.05 × 9 + 0.85 = 0.45 + 0.85 = 1.3
左辺 = 右辺 なので x=9 は解

答え \(x = 9\)

できなかったら「小数の方程式を整数に直す」に戻る。

4

この行でしたこと
\(0.4(x - 3) = \dfrac{x}{2} - 2.5\) もとの式
\(4(x - 3) = 5x - 25\) 両辺を10倍した。\(\dfrac{x}{2}\) の10倍は \(5x\)
\(4x - 12 = 5x - 25\) かっこを外した
\(4x - 5x = -25 + 12\) 移項した
\(-x = -13\) 両辺をまとめた
\(x = 13\) 両辺を \(-1\) で割った

小数と分数が混ざった式でも、両辺にかける数は一つで足ります。ここでは10をかけると、小数も分母も同時に消えます。

確かめ

左辺 = 0.4 × (13 − 3) = 0.4 × 10 = 4
右辺 = 13 ÷ 2 − 2.5 = 6.5 − 2.5 = 4
左辺 = 右辺 なので x=13 は解

答え \(x = 13\)

できなかったら「小数と分数の混合練習」に戻る。

5

この行でしたこと
\(\dfrac{x - 2}{3} - \dfrac{2x - 9}{4} = 1\) もとの式
\(4(x - 2) - 3(2x - 9) = 12\) 分母3と4の最小公倍数12を両辺にかけた
\(4x - 8 - 6x + 27 = 12\) かっこを外した。\(-3 \times (-9) = +27\)
\(-2x + 19 = 12\) 同類項をまとめた
\(-2x = -7\) \(19\) を移項した
\(x = \dfrac{7}{2}\) 両辺を \(-2\) で割った

分子がひとまとまりのときは、分母をはらったあとにかっこをつけたまま書くのが安全です。かっこをつけずに書くと、\(-\dfrac{2x-9}{4}\)\(-9\) の符号を落とします。

確かめ

左辺 = (3.5 − 2) ÷ 3 − (2 × 3.5 − 9) ÷ 4 = 1.5 ÷ 3 − (−2) ÷ 4 = 0.5 + 0.5 = 1
右辺 = 1
左辺 = 右辺 なので x=7/2 は解

答え \(x = \dfrac{7}{2}\)

できなかったら「分子がひとまとまりのとき」に戻る。

6

この行でしたこと
\(\dfrac{5x - 3}{6} - \dfrac{x - 4}{2} = \dfrac{x}{4} + 1\) もとの式
\(2(5x - 3) - 6(x - 4) = 3x + 12\) 分母6・2・4の最小公倍数12を両辺にかけた
\(10x - 6 - 6x + 24 = 3x + 12\) かっこを外した
\(4x + 18 = 3x + 12\) 左辺の同類項をまとめた
\(4x - 3x = 12 - 18\) 移項した
\(x = -6\) 両辺をまとめた

右辺の \(+1\) にも12をかけて \(12\) にすることを忘れないでください。ここがいちばん多いかけ忘れです。

確かめ

左辺 = (5 × (−6) − 3) ÷ 6 − ((−6) − 4) ÷ 2 = (−33) ÷ 6 − (−10) ÷ 2 = −5.5 + 5 = −0.5
右辺 = (−6) ÷ 4 + 1 = −1.5 + 1 = −0.5
左辺 = 右辺 なので x=−6 は解

答え \(x = -6\)

できなかったら「分数の方程式から分母をなくす」に戻る。

7

この行でしたこと
\((2x + 1) : 7 = (x + 4) : 4\) もとの式
\(4(2x + 1) = 7(x + 4)\) \(a : b = c : d\) ならば \(ad = bc\) を使った
\(8x + 4 = 7x + 28\) かっこを外した
\(8x - 7x = 28 - 4\) 移項した
\(x = 24\) 両辺をまとめた

確かめ

左辺 = (2 × 24 + 1) : 7 = 49 : 7 比の値は 49 ÷ 7 = 7
右辺 = (24 + 4) : 4 = 28 : 4 比の値は 28 ÷ 4 = 7
左辺 = 右辺 なので x=24 は解

答え \(x = 24\)

できなかったら「比例式を解く」に戻る。

8

これは解が分かっている方程式から係数を求める型です。まず、\(a\) をふくまない方の方程式を解いて、共通の解を求めます。

この行でしたこと
\(3x + 2 = 5x - 6\) 一つめの方程式
\(3x - 5x = -6 - 2\) 移項した
\(-2x = -8\) 両辺をまとめた
\(x = 4\) 両辺を \(-2\) で割った

二つの方程式の解が同じなので、\(x = 4\)\(ax - 7 = 2x + a\) の解でもあります。そこで \(x = 4\) を代入します。

この行でしたこと
\(a \times 4 - 7 = 2 \times 4 + a\) \(x\) に4を代入した
\(4a - 7 = 8 + a\) 両辺を計算した
\(4a - a = 8 + 7\) \(a\) についての方程式とみて移項した
\(3a = 15\) 両辺をまとめた
\(a = 5\) 両辺を3で割った

確かめ

左辺 = 5 × 4 − 7 = 20 − 7 = 13
右辺 = 2 × 4 + 5 = 8 + 5 = 13
左辺 = 右辺 なので a=5 のとき x=4 は解

答え \(a = 5\)

できなかったら「解が分かっている方程式から係数を求める」に戻る。

9

1. 何を \(x\) とおくか 子どもの人数を \(x\) 人とします。

2. 数量を式で表す 5枚ずつ配って12枚余るとき、画用紙は \(5x + 12\) 枚です。6枚ずつ配ると9枚たりないとき、必要な枚数より9枚少ないので、画用紙は \(6x - 9\) 枚です。

3. 等しい関係を見つけて方程式を作る どちらも同じ画用紙の枚数を表しています。

\(5x + 12 = 6x - 9\)

4. 方程式を解く

この行でしたこと
\(5x + 12 = 6x - 9\) もとの式
\(5x - 6x = -9 - 12\) 移項した
\(-x = -21\) 両辺をまとめた
\(x = 21\) 両辺を \(-1\) で割った

画用紙は \(5 \times 21 + 12 = 117\) 枚です。

5. 場面に合うか確かめて、単位をつけて答える 人数21人は整数で、ありえる値です。

確かめ

左辺 = 5 × 21 + 12 = 105 + 12 = 117
右辺 = 6 × 21 − 9 = 126 − 9 = 117
左辺 = 右辺 なので x=21 は解

答え 子ども \(21\) 人、画用紙 \(117\)

できなかったら「過不足の問題」に戻る。

10

パンの個数を \(x\) 個とすると、サンドイッチは \((15 - x)\) 個です。代金を表に整理します。

品物 単価(円) 個数(個) 代金(円)
パン \(130\) \(x\) \(130x\)
サンドイッチ \(200\) \(15 - x\) \(200(15 - x)\)
合計 \(15\) \(2440\)

代金の列の合計から方程式を作ります。

この行でしたこと
\(130x + 200(15 - x) = 2440\) 代金の合計
\(130x + 3000 - 200x = 2440\) かっこを外した
\(-70x + 3000 = 2440\) 同類項をまとめた
\(-70x = -560\) \(3000\) を移項した
\(x = 8\) 両辺を \(-70\) で割った

サンドイッチは \(15 - 8 = 7\) 個です。どちらも0以上15以下の整数なので、ありえます。

確かめ

左辺 = 130 × 8 + 200 × 7 = 1040 + 1400 = 2440
右辺 = 2440
左辺 = 右辺 なので x=8 は解

答え パン \(8\)

できなかったら「代金と個数の問題」に戻る。

11

出会うまでの時間を \(x\) 分とします。速さ・時間・道のりの表に整理します。

速さ(m/分) 時間(分) 道のり(m)
ゆう \(52\) \(x\) \(52x\)
そら \(98\) \(x\) \(98x\)
合計 \(1800\)

向かい合って進むので、\(2\) 人の道のりの合計が2地点の間の道のり \(1800\) m になります。

この行でしたこと
\(52x + 98x = 1800\) 道のりの合計
\(150x = 1800\) 同類項をまとめた
\(x = 12\) 両辺を150で割った

出会う地点は、A地点から \(52 \times 12 = 624\) m のところです。\(1800\) m より短いので、2地点の間にあります。

出会いの問題の線分図 A地点とB地点の間の千八百メートルを、ゆうさんの進んだ道のりとそらさんの進んだ道のりの二つに分けて表した図 A地点 B地点 ゆう 52x そら 98x 合わせて 1800 m

確かめ

左辺 = 52 × 12 + 98 × 12 = 624 + 1176 = 1800
右辺 = 1800
左辺 = 右辺 なので x=12 は解

答え \(12\) 分後、A地点から \(624\) m のところ

できなかったら「出会う問題と追いつく問題」に戻る。

12

原価を \(x\) 円とします。原価の4割の利益を見こむので、定価は \((1 + 0.4)\) 倍で \(1.4x\) 円です。売った値段はそれより300円安いので \(1.4x - 300\) 円。利益は原価の2割5分なので \(0.25x\) 円です。売った値段は原価と利益の和なので、次の関係が成り立ちます。

この行でしたこと
\(1.4x - 300 = x + 0.25x\) 売った値段 = 原価 + 利益
\(1.4x - 300 = 1.25x\) 右辺をまとめた
\(140x - 30000 = 125x\) 両辺を100倍した
\(140x - 125x = 30000\) 移項した
\(15x = 30000\) 両辺をまとめた
\(x = 2000\) 両辺を15で割った

定価は \(2000 \times 1.4 = 2800\) 円、売った値段は \(2800 - 300 = 2500\) 円、利益は \(2500 - 2000 = 500\) 円です。原価2000円の2割5分は \(2000 \times 0.25 = 500\) 円で合っています。

確かめ

左辺 = 1.4 × 2000 − 300 = 2800 − 300 = 2500
右辺 = 1.25 × 2000 = 2500
左辺 = 右辺 なので x=2000 は解

答え \(2000\)

できなかったら「割合を式で表す/割引と割増」に戻る。

13

蒸発させる水を \(x\) g とします。食塩水の表に整理します。水が減っても、食塩の重さは変わりません

食塩水の重さ(g) 濃度 食塩の重さ(g)
蒸発させる前 \(400\) \(0.06\) \(24\)
取り出す水 \(-x\) \(0\)
蒸発させたあと \(400 - x\) \(0.08\) \(0.08(400 - x)\)

食塩の重さの列で、上の \(24\) と下の式が等しくなります。

この行でしたこと
\(0.08(400 - x) = 24\) 食塩の重さは変わらない
\(8(400 - x) = 2400\) 両辺を100倍した
\(3200 - 8x = 2400\) かっこを外した
\(-8x = -800\) \(3200\) を移項した
\(x = 100\) 両辺を \(-8\) で割った

蒸発させたあとの食塩水は \(400 - 100 = 300\) g です。もとの400gより少なく、0より大きいので、ありえます。

確かめ

左辺 = 0.08 × (400 − 100) = 0.08 × 300 = 24
右辺 = 0.06 × 400 = 24
左辺 = 右辺 なので x=100 は解

答え \(100\) g

できなかったら「食塩水の濃度の問題」に戻る。

14

十の位の数を \(x\) とします。位の数の和が11なので、一の位の数は \((11 - x)\) です。

もとの整数は \(10x + (11 - x) = 9x + 11\)、入れかえてできる数は \(10(11 - x) + x = 110 - 9x\) と表せます。入れかえた数がもとの整数より27大きいので、次の式が成り立ちます。

この行でしたこと
\(110 - 9x = (9x + 11) + 27\) 入れかえた数 = もとの数 + 27
\(110 - 9x = 9x + 38\) 右辺をまとめた
\(-9x - 9x = 38 - 110\) 移項した
\(-18x = -72\) 両辺をまとめた
\(x = 4\) 両辺を \(-18\) で割った

十の位は4、一の位は \(11 - 4 = 7\) なので、もとの整数は47です。どちらの位も0から9までの整数なので、ありえます。

確かめ

左辺 = 110 − 9 × 4 = 110 − 36 = 74
右辺 = 9 × 4 + 38 = 36 + 38 = 74
左辺 = 右辺 なので x=4 は解

位の数の和も \(4 + 7 = 11\) で合っています。

答え \(47\)

できなかったら「整数の性質を使う問題」に戻る。

この単元を終えて

十四問のうち、いくつ解けたでしょうか。全部できた人も、半分だった人も、やることは同じです。印をつけた問題の「戻る先」を順に開く。それだけで、次の一週間にやることが決まります。

この単元であなたが手に入れたのは、三つの道具です。一つめは等式の性質。両辺に同じことをしても等号はくずれない、という考え方でした。二つめは移項。等式の性質から生まれた、式を速く整理するための書き方でした。三つめは立式。場面の中から等しい関係を一つ見つけて、それを式にする力でした。

この三つは、一次方程式だけの道具ではありません。このあと学ぶ比例一次関数では、式を求めるときに等式の性質と移項をそのまま使います。中学2年で学ぶ連立方程式でも、解き方の中心はやはり移項と代入です。文章題の五つの手順も、そのまま使えます。

つまり、ここで身につけたことは、これから何度も使う土台になります。この単元の地図をいつでも思い出せるなら、次の単元は同じ道具の使い回しとして学べます。

まずは、今日印をつけた問題から。地図の上で自分がどこにいるかは、もう分かっているはずです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:単元マスターチェック

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    解けなかった問題について、どのレッスンに戻ればよいかを決めるとき、手がかりになる二つは何ですか。
  2. 設問 1
    両辺に同じ数をかけたのに、できた式にまだ小数や分母が残っていました。まず何を疑えばよいですか。
  3. 設問 2
    $0.2x + 1.5 = 0.5x - 0.6$ を解きなさい。
  4. 設問 3
    連続する三つの整数があり、その和は $141$ です。いちばん大きい数はいくつですか。
  5. 設問 4
    次の解き方のまちがいは、ミスの四つの種類のどれにあたりますか。 1行目 $4(x - 2) - 3(x - 5) = 9$ 2行目 $4x - 8 - 3x - 15 = 9$ 3行目 $x - 23 = 9$ 4行目 $x = 32$

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。