LESSON 01

前提チェック:一文の骨組み

前提チェック:一文の骨組み:関係を矢印で表す

本文の手掛かりから関係を判断するレッスン。主語・述語・修飾関係を取り出し、情報関係を読む土台を診断する。

このレッスンの役割

「前提チェック:一文の骨組み」の第2段階です。役割は本文の手掛かりから関係を判断することです。前から「二つの情報を正しく分ける」を受け取り、今回は「主語・述語・修飾関係を取り出し、情報関係を読む土台を診断する」力を完成させ、次へ「関係の取り違えを直す」技能を渡します。

おすすめの学び方

これは手順中心の読解学習です。文へ線を引くだけでなく、二つの情報を短く言い直し、関係名を付けて矢印で結びます。最後に接続語を隠しても関係を説明できるか確かめてください。

今日の問い

文章中の二つの情報は、原因と結果なのか、意見と根拠なのか、それとも別の関係なのか。何を根拠に判断すればよいでしょうか。

情報を分けてから関係を付ける

主語・述語・修飾関係を取り出し、情報関係を読む土台を診断することが中心技能です。先に情報Aと情報Bをそれぞれ一文へ短くし、そのあとに関係を付けます。接続語は強い手掛かりですが、接続語がなくても、内容の意味から関係を判断できます。

前提チェック:一文の骨組みで情報関係を読む図情報Aと情報Bを分け、間に関係名を置き、本文の語句を根拠として確かめる 情報A短く言い直す 関係名 情報B短く言い直す 本文の語句・接続語・順序で検証する

図の「関係名」を先に決めないことが大切です。情報AとBの内容、時間順、評価語、数値、具体例などを読んでから、最も合う関係を選びます。

例で関係をたどる

「強い風が吹いたので、試合は延期された」で二つの情報を分ける。

手順 行うこと 確認
1 二つの情報を短く分ける 一方に複数情報を詰めていないか
2 接続語や指示語を探す 何を予告・受け直しているか
3 関係を仮決めする 因果・対比・根拠などのどれか
4 順序を入れ替えてみる 関係の向きが保たれるか
5 本文へ戻す 筆者の論理や場面と一致するか

記述では「AとBは〜の関係である。本文の〜という表現から、Aが〜、Bが〜と分かる」と、関係と根拠を分けて書きます。

よくある間違い

典型的な誤りは、接続語だけを見て文の骨組みを確認しないことです。接続語の暗記だけでは、同じ語が文脈で違う働きをするときや、接続語が省略された文章に対応できません。必ず二つの情報の意味を確認します。

誤答は、情報の分け方、関係名、矢印の向き、根拠範囲のどこで最初にずれたかを探します。最後の選択肢だけを覚え直しません。

自分で確かめよう

確認1:情報を分ける 「前提チェック:一文の骨組み」の例を情報AとBへ分け、それぞれ十数字で言い直してください。
確認2:誤答を直す 「接続語だけを見て文の骨組みを確認しない」という読み方では、どの確認が抜けていますか。追加する一手を書いてください。
確認3:別の関係と比べる 「強い風が吹いたので、試合は延期された」で二つの情報を分ける。これを別の情報関係へ変える文を一つ作り、違いを説明してください。

まとめと次の一歩

今回は、主語・述語・修飾関係を取り出し、情報関係を読む土台を診断する力を身につけました。情報を分け、関係を名付け、本文の根拠で確かめられれば完了です。次は「関係の取り違えを直す」ために、段落や図表を含む情報へ広げます。

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