LESSON 01

前提チェック:一文の骨組み

前提チェック:一文の骨組み:関係を矢印で表す

分けた情報の間に「→」で関係を書き、矢印に「原因→結果」「意見←根拠」などの名前を付ける、このコース共通の表し方を確かめます。

前提チェック:一文の骨組み:関係を矢印で表す

このレッスンの役割

前のレッスンで、一文の情報を分けました。ここでは、分けた情報の間の関係を矢印で表す、このコース全体で使う書き方を確かめます。矢印に名前を付けられれば、関係を読めたことになります。

今回の中心技能は、二つの情報を矢印で結び、矢印に関係の名前(原因→結果、意見←根拠、など)を付けられることです。目安時間は8分です。

今日の問い

雨が降ったので、試合は中止になった。

二つの情報を矢印で結ぶと、どうなるでしょうか。

雨が降った →(原因→結果)→ 試合は中止になった

矢印の向きは「前の情報が後の情報を引き起こす」向き。矢印の名前は「原因→結果」。この一行が、情報の関係を読んだ答えです。

矢印の書き方

部品 内容
左の箱 情報A(誰が・どうした)
右の箱 情報B
矢印 AからBへの働きかけの向き
矢印の名前 関係の種類

矢印の名前の一覧(このコースで学ぶもの)

名前 向きの意味 合図の例
原因→結果 Aが起きたからBが起きた ので、から、ため、そのため
意見←根拠 BがAを支えている なぜなら、〜からだ
抽象←具体 Bは Aの例 たとえば、など
対比 ⇔ AとBを比べて違いを示す 一方、〜に対して
並列 + AとBを同じ立場で並べる また、そして
時間 ⇒ Aの後にBが起きる その後、やがて
条件 ⊃ Aのときだけ B ば、なら、たら
指示 ↩ Bの指示語がAを指す これ、それ、このような

例題:矢印で表す

彼は走ったが、間に合わなかった。

彼は走った ⇔(逆接・対比)⇔ 間に合わなかった

「走った」から予想される「間に合った」と逆の結果なので、対比(逆接)です。

私は毎日練習した。だから上達した。

練習した →(原因→結果)→ 上達した

彼は親切だ。たとえば、荷物を持ってくれた。

親切だ ←(抽象←具体)← 荷物を持ってくれた

矢印の向きに注意

「原因→結果」は原因から結果へ。「意見←根拠」は根拠から意見へ支える向き。「抽象←具体」は具体例が抽象を支える向き。矢印の向きは「支える・引き起こす」側から「支えられる・引き起こされる」側へ引きます。

よくある間違い

矢印を文の順番で引く

文の順番と矢印の向きは別です。「中止になった。雨が降ったからだ」は、文では結果が先ですが、矢印は「降った→中止」です。

矢印に名前を付けない

名前がなければ「つながっている」としか言えていません。関係の種類まで言います。

一文に矢印を一本だけ引く

三つの情報があれば矢印は二本以上です。全部の情報を結びます。

自分で確かめよう

確認1:矢印の名前の例を三つ

原因→結果、意見←根拠、抽象←具体。(対比、並列、時間、条件、指示も可)

確認2:「中止になった。雨が降ったからだ」の矢印

雨が降った →(原因→結果)→ 中止になった。文の順と逆向き。

確認3:「彼は親切だ。たとえば荷物を持ってくれた」の矢印

親切だ ←(抽象←具体)← 荷物を持ってくれた。

まとめと次の一歩

情報の関係は、矢印と名前で表します。矢印の向きは「引き起こす・支える」側から引き、文の順番とは別です。

次のレッスンでは、矢印の向きや名前を取り違える誤りを確かめます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:矢印と名前

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    「雨が降ったので、試合は中止になった」の矢印の名前はどれですか。
  2. 設問 1
    「試合は中止になった。雨が降ったからだ」の矢印の向きはどれですか。
  3. 設問 2
    「彼は親切だ。たとえば、荷物を持ってくれた」の矢印の名前はどれですか。
  4. 設問 3
    「一方」「〜に対して」が示す矢印の名前はどれですか。
  5. 設問 4
    矢印の向きは何で決めますか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。