このレッスンの役割
「原因と結果」の第4段階です。役割は初見資料で関係を選ぶことです。前から「関係の取り違えを直す」を受け取り、今回は「なぜ起きたかと何が起きたかを分け、途中の仕組みも含めて因果を読む」力を完成させ、次へ「次のセクションで別の情報関係を読む」技能を渡します。
おすすめの学び方
これは転移中心の読解学習です。文へ線を引くだけでなく、二つの情報を短く言い直し、関係名を付けて矢印で結びます。最後に接続語を隠しても関係を説明できるか確かめてください。
今日の問い
文章中の二つの情報は、原因と結果なのか、意見と根拠なのか、それとも別の関係なのか。何を根拠に判断すればよいでしょうか。
情報を分けてから関係を付ける
なぜ起きたかと何が起きたかを分け、途中の仕組みも含めて因果を読むことが中心技能です。先に情報Aと情報Bをそれぞれ一文へ短くし、そのあとに関係を付けます。接続語は強い手掛かりですが、接続語がなくても、内容の意味から関係を判断できます。
図の「関係名」を先に決めないことが大切です。情報AとBの内容、時間順、評価語、数値、具体例などを読んでから、最も合う関係を選びます。
例で関係をたどる
「雨が続いたため、川の水位が上がった」で原因と結果を矢印で結ぶ。
| 手順 | 行うこと | 確認 |
|---|---|---|
| 1 | 二つの情報を短く分ける | 一方に複数情報を詰めていないか |
| 2 | 接続語や指示語を探す | 何を予告・受け直しているか |
| 3 | 関係を仮決めする | 因果・対比・根拠などのどれか |
| 4 | 順序を入れ替えてみる | 関係の向きが保たれるか |
| 5 | 本文へ戻す | 筆者の論理や場面と一致するか |
記述では「AとBは〜の関係である。本文の〜という表現から、Aが〜、Bが〜と分かる」と、関係と根拠を分けて書きます。
よくある間違い
典型的な誤りは、前に書かれたことが必ず原因だと思うことです。接続語の暗記だけでは、同じ語が文脈で違う働きをするときや、接続語が省略された文章に対応できません。必ず二つの情報の意味を確認します。
誤答は、情報の分け方、関係名、矢印の向き、根拠範囲のどこで最初にずれたかを探します。最後の選択肢だけを覚え直しません。
自分で確かめよう
確認1:情報を分ける
「原因と結果」の例を情報AとBへ分け、それぞれ十数字で言い直してください。確認2:誤答を直す
「前に書かれたことが必ず原因だと思う」という読み方では、どの確認が抜けていますか。追加する一手を書いてください。確認3:別の関係と比べる
「雨が続いたため、川の水位が上がった」で原因と結果を矢印で結ぶ。これを別の情報関係へ変える文を一つ作り、違いを説明してください。まとめと次の一歩
今回は、なぜ起きたかと何が起きたかを分け、途中の仕組みも含めて因果を読む力を身につけました。情報を分け、関係を名付け、本文の根拠で確かめられれば完了です。次は「次のセクションで別の情報関係を読む」ために、段落や図表を含む情報へ広げます。
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