LESSON 01

条件と仮定

条件と仮定:複数段落・入試で統合する

初見資料で関係を選ぶレッスン。成立条件と、事実とは限らない「もしも」の想定を区別する。

このレッスンの役割

「条件と仮定」の第4段階です。役割は初見資料で関係を選ぶことです。前から「関係の取り違えを直す」を受け取り、今回は「成立条件と、事実とは限らない「もしも」の想定を区別する」力を完成させ、次へ「次のセクションで別の情報関係を読む」技能を渡します。

おすすめの学び方

これは転移中心の読解学習です。文へ線を引くだけでなく、二つの情報を短く言い直し、関係名を付けて矢印で結びます。最後に接続語を隠しても関係を説明できるか確かめてください。

今日の問い

文章中の二つの情報は、原因と結果なのか、意見と根拠なのか、それとも別の関係なのか。何を根拠に判断すればよいでしょうか。

情報を分けてから関係を付ける

成立条件と、事実とは限らない「もしも」の想定を区別することが中心技能です。先に情報Aと情報Bをそれぞれ一文へ短くし、そのあとに関係を付けます。接続語は強い手掛かりですが、接続語がなくても、内容の意味から関係を判断できます。

条件と仮定で情報関係を読む図情報Aと情報Bを分け、間に関係名を置き、本文の語句を根拠として確かめる 情報A短く言い直す 関係名 情報B短く言い直す 本文の語句・接続語・順序で検証する

図の「関係名」を先に決めないことが大切です。情報AとBの内容、時間順、評価語、数値、具体例などを読んでから、最も合う関係を選びます。

例で関係をたどる

「気温が0度以下なら」と「もし雨なら」を、条件と現実性から読む。

手順 行うこと 確認
1 二つの情報を短く分ける 一方に複数情報を詰めていないか
2 接続語や指示語を探す 何を予告・受け直しているか
3 関係を仮決めする 因果・対比・根拠などのどれか
4 順序を入れ替えてみる 関係の向きが保たれるか
5 本文へ戻す 筆者の論理や場面と一致するか

記述では「AとBは〜の関係である。本文の〜という表現から、Aが〜、Bが〜と分かる」と、関係と根拠を分けて書きます。

よくある間違い

典型的な誤りは、条件文の結論がいつでも成り立つことです。接続語の暗記だけでは、同じ語が文脈で違う働きをするときや、接続語が省略された文章に対応できません。必ず二つの情報の意味を確認します。

誤答は、情報の分け方、関係名、矢印の向き、根拠範囲のどこで最初にずれたかを探します。最後の選択肢だけを覚え直しません。

自分で確かめよう

確認1:情報を分ける 「条件と仮定」の例を情報AとBへ分け、それぞれ十数字で言い直してください。
確認2:誤答を直す 「条件文の結論がいつでも成り立つ」という読み方では、どの確認が抜けていますか。追加する一手を書いてください。
確認3:別の関係と比べる 「気温が0度以下なら」と「もし雨なら」を、条件と現実性から読む。これを別の情報関係へ変える文を一つ作り、違いを説明してください。

まとめと次の一歩

今回は、成立条件と、事実とは限らない「もしも」の想定を区別する力を身につけました。情報を分け、関係を名付け、本文の根拠で確かめられれば完了です。次は「次のセクションで別の情報関係を読む」ために、段落や図表を含む情報へ広げます。

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