このレッスンの役割
「並列・添加・選択」の第1段階です。役割は関係を捉える前提を理解することです。前から「前のセクションで身につけた文の骨組み」を受け取り、今回は「同じ立場の列挙、情報の追加、どちらかを選ぶ関係を区別する」力を完成させ、次へ「関係を矢印で表す」技能を渡します。
おすすめの学び方
これは理解中心の読解学習です。文へ線を引くだけでなく、二つの情報を短く言い直し、関係名を付けて矢印で結びます。最後に接続語を隠しても関係を説明できるか確かめてください。
今日の問い
文章中の二つの情報は、原因と結果なのか、意見と根拠なのか、それとも別の関係なのか。何を根拠に判断すればよいでしょうか。
情報を分けてから関係を付ける
同じ立場の列挙、情報の追加、どちらかを選ぶ関係を区別することが中心技能です。先に情報Aと情報Bをそれぞれ一文へ短くし、そのあとに関係を付けます。接続語は強い手掛かりですが、接続語がなくても、内容の意味から関係を判断できます。
図の「関係名」を先に決めないことが大切です。情報AとBの内容、時間順、評価語、数値、具体例などを読んでから、最も合う関係を選びます。
例で関係をたどる
「また」「さらに」「または」が前後にどんな位置を与えるか見る。
| 手順 | 行うこと | 確認 |
|---|---|---|
| 1 | 二つの情報を短く分ける | 一方に複数情報を詰めていないか |
| 2 | 接続語や指示語を探す | 何を予告・受け直しているか |
| 3 | 関係を仮決めする | 因果・対比・根拠などのどれか |
| 4 | 順序を入れ替えてみる | 関係の向きが保たれるか |
| 5 | 本文へ戻す | 筆者の論理や場面と一致するか |
記述では「AとBは〜の関係である。本文の〜という表現から、Aが〜、Bが〜と分かる」と、関係と根拠を分けて書きます。
よくある間違い
典型的な誤りは、接続語が違っても全部付け足しことです。接続語の暗記だけでは、同じ語が文脈で違う働きをするときや、接続語が省略された文章に対応できません。必ず二つの情報の意味を確認します。
誤答は、情報の分け方、関係名、矢印の向き、根拠範囲のどこで最初にずれたかを探します。最後の選択肢だけを覚え直しません。
自分で確かめよう
確認1:情報を分ける
「並列・添加・選択」の例を情報AとBへ分け、それぞれ十数字で言い直してください。確認2:誤答を直す
「接続語が違っても全部付け足し」という読み方では、どの確認が抜けていますか。追加する一手を書いてください。確認3:別の関係と比べる
「また」「さらに」「または」が前後にどんな位置を与えるか見る。これを別の情報関係へ変える文を一つ作り、違いを説明してください。まとめと次の一歩
今回は、同じ立場の列挙、情報の追加、どちらかを選ぶ関係を区別する力を身につけました。情報を分け、関係を名付け、本文の根拠で確かめられれば完了です。次は「関係を矢印で表す」ために、段落や図表を含む情報へ広げます。
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