LESSON 01

長い名詞のまとまりを読み解こう

長い名詞のまとまりを入試英文で読み切る到達診断

中心名詞・区切り・修飾形式・係り先・主節骨格を統合して入試英文を読む

長い名詞のまとまりを入試英文で読み切る到達診断

このレッスンの役割と目標

このレッスンは10 / 10、セクションの出口です。中心名詞、説明の範囲、修飾形式、係り先、長い主語・目的語、主節動詞の技能を、入試につながる英文で統合します。

目標は、初めて見る長い名詞句でも、訳を急がず構造を順番に示し、つまずいたときは戻るレッスンを自分で選べることです。

おすすめの学び方

各英文で次の四つを紙に書きます。

  1. 中心名詞
  2. 説明部分の範囲
  3. 説明の種類と係り先
  4. 主節の骨格

例題:入試型の長い主語を読む

The small actions taken by people who care about the environment can change their community.

  1. 主語の中心名詞はactionsです。
  2. smallが前からactionsを説明します。
  3. taken by peopleがactionsを後ろから説明します。actionsは行動を受ける側なので過去分詞です。
  4. who care about the environmentがpeopleを説明します。
  5. ここまでが長い主語で、can changeが主節動詞です。

[The small actions [taken by people [who care about the environment]]] can change their community.

骨格はThe actions can change their community.です。「環境を大切にする人々がとる小さな行動は、地域を変えることができます」と読めます。

例題:省略を含む長い目的語

Our teacher showed us a website students can use to learn about local history.

主節の骨格はOur teacher showed us a website.です。websiteの直後にstudents+can useがあり、useの目的語が空いています。

a website [(that) students can use [to learn about local history]]

目的格のthatが省略され、to learn about local historyはwebsiteの用途を表します。「先生は、地域の歴史について学ぶために生徒が使えるウェブサイトを見せてくれました」と読めます。

到達チェックの観点

観点 できている状態
中心名詞 近くの名詞に惑わされず一つ選べる
範囲 前後の説明を含む名詞句全体を囲める
関係 分詞のする・される、関係詞の先行詞を説明できる
骨格 説明を外して主節の主語・動詞を言える
読解 構造に合う自然な日本語へまとめられる

よくある間違い

長文だからと最初から全部を日本語へ直そうとすると、途中の分詞や関係詞節で主節を見失います。意味が取れない原因が単語不足とは限りません。

まず中心名詞と主節動詞だけを見つけます。骨格ができたあとに説明を一つずつ戻すと、知らない単語が一つあっても文全体の関係を保てます。

自分で確かめよう

確認1:The books written for children learning English are popular.の中心名詞と主節動詞を答えてください。中心名詞はbooks、主節動詞はareです。written for children learning Englishまでがbooksの説明です。
確認2:I found the key my sister had lost near the station.に省略された関係詞を補えますか。`the key that/which my sister had lost near the station`です。foundの目的語全体がこの名詞句です。
確認3:The girl with a camera taking pictures is Mei.でtaking picturesの係り先として自然なのは何ですか。意味上はgirlが自然です。「写真を撮っている、カメラを持った少女」です。位置だけでcameraへ結びつけず、誰が写真を撮るかを確認します。
確認4:長い名詞句を読む四つの手順を答えてください。中心名詞、説明の範囲、説明の種類と係り先、主節の骨格の順に確認します。

診断結果から戻る場所

つまずき 戻るレッスン
中心名詞や範囲が取れない 1・2
前置詞句・不定詞で止まる 3
分詞・関係詞を取り違える 4・5
係り先が決められない 6
主節動詞を見失う 7・8
自分の誤りを説明できない 9

まとめと次の一歩

長い名詞句は、中心名詞から説明を広げ、最後に主節の骨格へ戻すと読み切れます。次のセクションでは、疑問文が文の一部へ入る「間接疑問」を学びます。ここで身につけた「まとまりの境界を見る力」がそのまま役立ちます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。