LESSON 01

口・舌・息を使って音を作ろう

鏡と録音で一か所ずつ直そう

見本・実行・比較・一変数修正・再録音の短い練習手順を使う

鏡と録音で一か所ずつ直そう

このレッスンの役割

前のレッスンで、目標音を四つの手掛かりから設計しました。知識を実際の発音へ変えるには、見本との差を確かめ、短く修正する練習が必要です。このレッスンでは繰り返す回数より、比較の質を上げます。

目標は、見本を確認する、発音する、比較する、一項目だけ直す、再び録音する、という手順を自分で実行できることです。

おすすめの学び方

辞書音声など信頼できる短い見本を一つ使います。録音は一語か短い句にし、一回10秒以内で十分です。個人情報が入らない環境で、端末の扱いにも注意します。

例で確かめよう

  1. 見本を一度聞き、意味を確かめる。
  2. 唇・舌・息・声から観察項目を一つ選ぶ。
  3. 鏡を見ながら一回発音し、録音する。
  4. 見本と自分の録音を同じ項目だけで比べる。
  5. 動きを一か所だけ変え、もう一度録音する。
  6. 一回目より目標へ近づいたかを言葉で記録する。
比較前 今回変える一項目 比較後
下唇が歯へ触れていない 唇だけを直す fの摩擦音へ近づいた

たとえばfanの最初が日本語の「ハ」に近い場合、まず唇だけを見ます。下唇が上の歯へ近づいていなければ、そこだけを直して再録音します。次の回に息が続くかを調べます。一度にすべてを直さないため、何が効果を持ったか分かります。

記録は「失敗」ではなく、「下唇は直った。次は息」のように書きます。こうすると次回の練習が具体的になり、上達も見えます。

よくある間違い

見本と比べずに10回繰り返すと、同じ動きを強めるだけになる場合があります。反対に、一回の録音で発音全体を評価すると課題が多すぎます。一回一観点、一語一修正を基本にします。

自分で確かめよう

確認1:録音前に何を一つ選びますか唇・舌・息・声のうち、今回観察する項目を一つ選びます。
確認2:見本との差が三つあったら同時に直しますか直しません。まず一項目だけ直して再録音します。
確認3:練習記録には何を書きますか直った点と、次回確かめる一つの点を書きます。

まとめと次の一歩

発音練習は、見本・実行・比較・一項目修正・再確認の短い循環で進めます。最後に、音のずれを四観点へ分類し、次の学習課題を選びます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。