TH・S・Zのずれを診断して直そう
このレッスンの役割
このセクションでは、TH・S・Zを舌の場所と喉の振動へ分け、語と文で使いました。ここでは聞こえの印象を、直せる一つの動作へ変えます。
目標は、舌の場所、息の通り道、喉の振動、余分な母音のどこにずれがあるかを診断し、一回の練習で一項目を修正できることです。
おすすめの学び方
見本と自分の録音を一語ずつ比べます。鏡で舌、紙片で息、指で喉、音箱で語末の追加母音を確かめます。二つ以上の差があっても一回には一つだけ直します。
例で確かめよう
| 観察結果 | 課題の候補 | 一つの修正 |
|---|---|---|
| thinkがsinkに聞こえる | 舌が歯の後ろ | 舌先を歯の間近くへ移す |
| thisがdisに聞こえる | 息の道を閉鎖 | すき間を保って摩擦を続ける |
| sipがzipに聞こえる | Sで喉が振動 | 舌を保ち声だけ止める |
| zipがsipに聞こえる | Zで声がない | 喉の振動を加える |
| bothがbothuになる | 語末へ母音追加 | THの摩擦位置で終了 |
診断は、①聞き手がどの語として受け取ったか、②目標の舌位置と声、③自分との差一つ、④短い再練習、⑤再録音、の順です。最初の仮説が外れたら、別の観点へ移ります。
THを出すため舌を大きく見せることが目標ではありません。意味を区別でき、息が無理なく流れる位置を探します。発音全体を良い・悪いと評価せず、観察可能な動きで上達を記録します。
よくある間違い
すべての摩擦音を同じ舌位置で作ると、THとS/Zが分かれません。また「もっと強く息を出す」だけでは、声あり・声なしや閉鎖の問題を直せません。
自分で確かめよう
確認1:thisがdisに近いとき何を直しますか
舌と歯のすき間を閉じず、摩擦を流し続けます。確認2:sipがzipに近いとき舌を大きく動かしますか
いいえ。S/Zの舌位置を保ち、喉の振動を止めます。確認3:次の母音セクションへ進む前に何を一人で診断できますか
舌の場所、息、喉の振動、余分な母音のどこがずれたかを診断できます。まとめと次の一歩
TH・S・Zは舌の場所と声を二軸にし、息と音数を加えて診断できます。次のセクションでは、日本語の五母音へまとめやすい英語の母音を、口の開き・舌の位置・長さで聞き分けます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。