LESSON 01

英語の文字と音を知ろう

文字の形・名前・音を分けよう

一つの文字が持つ形・名前・単語の中の音を分け、今何を練習しているか判断できるようにします。

文字の形・名前・音を分けよう

このレッスンの役割

前のレッスンでは、26種類の文字を部品として組み合わせることを学びました。今回は、一つの文字を三つの面から見ます。

今日の目標は、「文字の形」「文字の名前」「単語の中で関わる音」を混同せずに分類できることです。26文字全部の音を覚えるのは、まだ先です。

おすすめの学び方

形は目、名前と音は耳を使って確かめます。音声素材が付いたら、画面を見ないで聞く時間と、文字を見ながら聞く時間を分けてください。今は図と言葉で三つの箱を作ります。

今日の問い

先生が「ビー」と言ったときと、bag の最初の音を言ったときでは、同じ文字Bについて話していても、聞こえ方が違います。なぜでしょうか。

文字には、呼ぶための名前と、単語を作るときに関わる音があるからです。

Bの例で三つの面を整理する

Bを例にします。

何を確かめるか Bの例
どんな線で書かれているか Bb
名前 その文字を単独で何と呼ぶか アルファベットでBを呼ぶ名前
単語の中でどんな音に関わるか bag の最初に聞こえる音

ここで大切なのは、文字の名前をそのまま並べても、単語の読み方にはならないことです。bag を文字名だけで順に呼ぶことと、bag という単語を読むことは別です。

文字Bの形・名前・音を分ける図 中央に文字Bがあり、左に目で見る形、上に文字を呼ぶ名前、右にbagの最初で使う音という三つの面を示している。 B 目で見る B / b 名前 文字を単独で呼ぶ 単語の中の音 bag の最初 同じ文字についての三つの情報

どんなときに、どの面を使うか

場面によって必要な情報が変わります。

  • 本や画面から文字を探すときは、形を見る
  • つづりを一文字ずつ伝えるときは、文字の名前を使う
  • 単語を読んだり聞いたりするときは、単語の中の音を使う

たとえば自分の名前のつづりを相手へ伝えるときは、文字の名前を一つずつ言います。しかし名前そのものを呼ぶときは、文字名の列ではなく、単語としての音で言います。

音の記号について

英語の本では、音を /b/ のように斜め線で囲んで示すことがあります。このレッスンでは、斜め線の中は「文字の名前ではなく音の話をしている」という目印だと思ってください。記号の読み方を暗記する必要はありません。

書き方 何を表すか
Bb 文字の形
Bの名前 文字を単独で呼ぶ名前
/b/ bag などの最初で関わる音

よくある間違い

文字名を並べれば単語を読めると思う

文字名は、つづりを確認するために役立ちます。しかし単語を読むときは、各文字がその単語の中でどんな音に関わるかを考えます。

この二つを分けないと、「アルファベットは全部言えるのに、単語が読めない」という状態になります。それは能力の問題ではなく、名前と音という別の情報をまだ結び付けていないだけです。

自分で確かめよう

確認1

画面に M と表示されています。今、直接受け取っているのは形・名前・音のどれですか。

答えを見る

形です。目で見た線の形が M だと分かります。

確認2

電話で自分の名前のつづりを一文字ずつ伝えます。主に使うのは、文字の名前と単語の中の音のどちらですか。

答えを見る

文字の名前です。一文字ずつ、どの文字かを指定するために使います。

確認3

「文字の名前を全部言えれば、どんな英単語も読める」という説明は正しいですか。

答えを見る

正しくありません。文字名と、単語の中で文字が関わる音は同じとは限りません。単語を読むには、文字と音の関係も学ぶ必要があります。

まとめと次の一歩

一つの文字には、目で見る形、文字を呼ぶ名前、単語の中で関わる音があります。三つを分けると、今何を練習しているのかが明確になります。

次は、日本語と英語の読み方を比べ、なぜ英語では文字と音の規則を学ぶ必要があるのかを考えます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。