英語は何を文字にしている?
このレッスンの役割
ここは「英語の文字と音を知ろう」の入口です。英語を初めて体系的に学ぶ人も、少し習ったことがある人も、同じ出発点から始められます。
今日の目標は、英語の「音」「文字」「意味」を分けて考えられることです。AからZを暗唱したり、文字をきれいに書いたりするのは、まだ先でかまいません。
おすすめの学び方
今は暗記よりも、三つの役割を見分けることが大切です。例を見るたびに「耳で聞くもの・目で見るもの・頭に浮かぶ内容」のどれかを指さしてみましょう。
今日の問い
誰かが英語で話した言葉は、その場で消えていきます。それなのに、離れた場所の人や未来の人へ、どうやって同じ言葉を伝えられるのでしょうか。
そのための道具が文字です。
具体例で見る音・文字・意味の三つ
たとえば、英語で犬について話すとき、次の三つがあります。
| 種類 | 受け取り方 | 例 |
|---|---|---|
| 音 | 耳で聞く | 誰かが声で言った dog |
| 文字 | 目で見る | 紙や画面に書かれた dog |
| 意味 | 頭で思い浮かべる | 犬という動物 |
音と文字と意味は、つながっています。しかし、同じものではありません。録音を聞けば音はありますが、文字は見えません。紙に dog と書いてあれば文字は見えますが、音は鳴っていません。それでも、文字を読める人は音や意味を思い出せます。
図の矢印は、どちら向きにも使います。聞いた音から意味を受け取ることも、文字から音を思い出すことも、伝えたい意味から文字を書くこともあります。
文字は音声を残すための手がかり
英語の文字は、話し言葉を残したり、もう一度読み上げたりするための手がかりです。ただし、録音のように音をそっくり保存するわけではありません。同じ文字が違う音に関わることもあります。
だから英語では、次の二つを結び付けて学びます。
- どんな形の文字が並んでいるか
- その並びをどんな音で読むか
今は「文字には音へ戻る役目がある」と分かれば十分です。どの文字がどの音に関わるかは、後のセクションで一つずつ学びます。
よくある間違い
文字と意味を同じものだと思う
dog という三つの文字そのものが犬なのではありません。紙に書いた dog は、ほえたり走ったりしません。文字は、犬という意味を読み手へ届ける記号です。
同じ犬を、日本語では「犬」、英語では dog と書きます。意味は近くても、使う文字と音が違います。ここを分けると、知らない英単語に出会っても落ち着いて「文字・音・意味」のどこが分からないのか考えられます。
自分で確かめよう
確認1
ノートに cat と書いてあります。これは、音・文字・意味のどれですか。
答えを見る
文字です。目に見えている cat は文字です。声に出せば音になり、意味が分かれば猫を思い浮かべます。
確認2
先生が何も書かずに英単語を言いました。あなたが最初に受け取ったものは何ですか。
答えを見る
音です。耳で受け取ったあと、知っている語なら文字や意味を思い出せます。
確認3
「りんご」という意味を英語で相手に伝えたいとき、音と文字はどんな役割を持ちますか。
答えを見る
話すなら音、書いて伝えるなら文字を使います。どちらも、りんごという意味を相手へ届けるための手段です。
まとめと次の一歩
英語では、音・文字・意味を結び付けて言葉を受け取り、伝えます。三つを分けて考えられれば、分からない場所も見つけやすくなります。
次は、英語が26種類の文字をくり返し組み合わせて、たくさんの言葉を書いていることを確かめます。
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