見る・聞く・まねる・確かめる
このレッスンの役割
ここまで、音・文字・意味、26文字、文字の形・名前・音、日本語と英語の読み方の違いを整理しました。このレッスンは、セクションの仕上げです。
今日の目標は、文字と音を結び付ける4段階の練習を、自分で実行できることです。次のセクションでは、この方法を使ってアルファベットの名前と順番を学びます。
おすすめの学び方
この内容は、説明を読むだけでは身につきません。答えを隠して思い出す時間と、自分の声や指の動きを使う時間を入れます。音声素材が付いたら、短い音を一つずつ使って同じ手順をくり返してください。
今日の問い
英単語を何度も見たのに、次の日には読めなくなった。そんなとき、回数だけを増やせばよいのでしょうか。
大切なのは、見るだけで終わらず、自分で思い出して確かめることです。
4段階の学習ループ
文字と音は、次の4段階で練習します。
- 見る: 文字の形と並びをよく見る
- 聞く: 正しい音声を、口の動きも意識して聞く
- まねる: 見た形を指でなぞり、聞いた音を自分で言う
- 確かめる: 見本を隠し、もう一度できるか試す
音声があるときの練習
音声素材が用意されたら、次のように使います。
| 段階 | 実際にすること |
|---|---|
| 見る | 再生前に文字を2秒見る |
| 聞く | 文字を見ながら一度、目を閉じて一度聞く |
| まねる | 音声のすぐあとに、同じ長さを意識して言う |
| 確かめる | 文字を隠して音を言う、または音だけで文字を選ぶ |
自分の発音を一回で完璧にする必要はありません。「聞いた音と、自分が言った音のどこが違うか」を一つ見つければ、次の練習が決まります。
音声がまだないときの練習
音声がない間も、文字の形と役割は練習できます。
- 単語を一つ選び、文字を左から指で追う
- 同じ文字が別の単語にないか探す
- 文字の形・名前・音のどれを練習しているか言う
- 10秒後に見本を隠し、文字の並びを思い出す
発音を自己流で決めるのではなく、音の確認だけは、後から正しい音声素材と結び付けます。
具体例を使って一緒にやってみよう
単語 map を使います。今は発音の正確さではなく、手順を使えるかを確かめます。
| 段階 | 行動 |
|---|---|
| 見る | m・a・p の三つを左から確認する |
| 聞く | 音声素材があれば、全体を聞く |
| まねる | 文字を指で追いながら、音声のあとに言う |
| 確かめる | 画面を隠し、三文字を順に書けるか試す |
書けなかった場合は失敗ではありません。どの段階へ戻るかが分かった、という学習結果です。形を忘れたなら「見る」へ、音を忘れたなら「聞く」へ戻ります。
よくある間違い
見本を見ながら何度も読むだけ
見本がある状態では、分かった気持ちになりやすくなります。しかしテストや会話では、見本がありません。
一回か二回見たら、短い時間だけ隠してください。思い出せなかった部分こそ、次に練習する場所です。「思い出そうとすること」が、記憶を強くします。
カタカナだけで音を決める
カタカナは音の目安として助けになることがありますが、日本語にない英語の音を完全には表せません。カタカナだけを正解にせず、最終的には音声を聞いて確かめます。
セクションの出口確認
次の三つに答えられれば、次へ進む準備ができています。
確認1
文字・音・意味の違いを、dog を例に一文ずつ説明してください。
答えの例を見る
文字は目で見る dog、音は誰かが声で言ったもの、意味は犬という動物です。
確認2
文字の名前と、単語の中で関わる音は、いつでも同じですか。
答えを見る
いつでも同じではありません。単語を読むには、文字と音の関係を別に学びます。
確認3
練習の4段階を順に言い、「確かめる」でできなかったときに何をするか説明してください。
答えを見る
見る、聞く、まねる、確かめる、の順です。できなかったら、忘れた内容に合う段階へ戻ってもう一周します。
まとめと次の一歩
文字と音は、見る・聞く・まねる・確かめる、の4段階で結び付けます。見本を隠して思い出すことで、できることと練習が必要なことを分けられます。
次のセクション「アルファベットの名前と順番」では、この学び方を使い、26文字を見分けて名前を言い、順番に並べます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。